人と人のつながり2018/12/04 22:41:43

師走というのに夏日のような暑さ。仕事のため外に出ることはなかったけれど、それでも久しぶりに(?)家を出る時から帰宅までずっと、ワイシャツのそでをまくったまま過ごしたほどだ。

もちろんわたしは使ったことがないままこのニュースを聞いた。ポケットベル、ポケベルのサービスが2019年9月で終了するというのだ。

言わずと知れたポケベルの全盛期はちょうどわたしが社会に出て2年目ごろのこと。そのころ、上司がスーツのポケットに落下防止用のチェーンと一緒につけているのを見て、「もし急用や大事件などで呼び出されたらたいへんだろうなあ」などとひとごとのように見ていたのを覚えている。

ポケベルで送るメッセージは数字を使った暗号だそうだ。
「0840」(おはよう)
「724106」(何している)
「10105」(いまどこ?)
「-015」(ボウリング行こう)
へえ、と思いながら、こういう数字のメッセージ集もあったんだと思い出した。

ポケベルで呼び出されるのはまだましかもしれない。
スマホやタブレットでメール、SNSで既読スルーになっていたり、未読のままだと友情を失う強迫観念が若い人を中心にあるらしい。

「即レスしなかった程度で失われるものを、友情とは呼ばない」

そんなポスター広告を先日地下鉄車内で見た。
ポケベル以上に、人と人のつながりを束縛する機械、ツールとなった、メールやスマホやSNS。
縛られることなく自由でいたいと思うのだが。