本所防災館に行ってきた2017/01/14 21:52:41

午後から妻と一緒に防災を学ぼうと、墨田区にある本所防災館(東京都墨田区横川4-6-6)に行ってきた。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-hjbskan/

正式名称を「本所都民防災教育センター」といい、「模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の防災行動力を身につける」ことを目的コンセプトとしている。

2017年に入って都内はまだ大きな揺れを経験していない。昨年末、退院してまもない日の未明に大きな揺れがあったが、「ない」ということは「今後もない」ということを意味しないし、その保証でもない。むしろ「これから起こる」かもしれないということだ。それをわたしたちはしっかり考えていくべきだと思う。

さてその本所防災館。
思いがけなく、珍しいお客さんと一緒に見学をすることができた。

フランスからやってきた、小学生と思しき団体一行と一緒に見学をしたのだ。男子児童、女子児童、引率の教師ら合わせて50人くらいだろうか。
わたしたちは女子児童のグループ10人と一緒に行動した。
まず、英語字幕のついたアニメーションで1995年1月17日と2011年3月11日に起きた2つの大震災を学び、そのあとに煙体験コーナー、都市型水害体験コーナー(家屋や自動車が集中豪雨、洪水や水害に襲われたとき、どれくらいドアや扉に水が押し寄せるかを体験できる)、地震体験コーナー、消火体験コーナーなどを一緒にまわった。
都市型水害体験コーナーでは、水圧がかかったドアの開放体験で、かなりの水圧がかかること、簡単には逃げられないということを。煙体験コーナーでは、姿勢を低くして煙を吸わないこと、濡れたタオルなどで口を覆うということ、地震体験コーナーでは震度6弱から7の揺れを、自動たちと一緒に体験した。

引率の教師に聞くと、フランスではこういった防災教育はあまりないらしい。帰宅後に調べてみたら、フランスで起きた巨大地震は、1972年のマグニチュード5が直近だという。日本のような震度6だのマグニチュード9だのという地震自体がまず起きないのだそうだ。それだけに、日本を知る機会としてここに来たのだろうと思う。

こういう防災教育の存在を知り、アニメやカルチャーだけにとどまらない、日本の姿を知ってもらえたらと思う。