ひと声かける、その小さな取り組みから2016/08/17 22:04:51

前日、都内から千葉県南部にかけて猛烈な雨と風が降り続いた。

一夜明けて。
写真のとおり、遠くに富士山が見える。

昨日も書いた、地下鉄ホームで視覚障がい者が線路に転落した事故。
わたしは都内都営地下鉄とメトロ線をよく利用することがある。そしてホームを歩いていて、視覚障がい者と出会うこともよくある。

日本で最初の地下鉄路線(開業=1927年12月30日)である銀座線はそれゆえに古い構造の駅が多い。思い当たるのは浅草駅もそう。ホームから都営浅草線へ乗り換えるときは階段を何度も上がり降りしなくてはならない。都営浅草線にはある、ホームから上がるエレベーターが、メトロ浅草駅にはない。
今回の事故があった青山一丁目駅も、新聞に載ったホームの写真を見ると、点字ブロックをまるでぶつ切りするかのように柱が建っている。これでは盲導犬も困っただろうし、まして歩く人はもっと困難だったのではないだろうか。

構造上の問題は一朝一夕には解決できない。
できるのは、まず障がい者に限らず、ひと声かける、その小さな取り組みから、なのかもしれない。