生きづらい社会2016/08/16 22:41:45

視覚障害の男性死亡の駅、ホームドア未設置 整備の途上
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8J5HPBJ8JUTIL02Y.html?iref=com_alist_8_03

昨日書いた、地下鉄ホームで視覚障がい者が線路に転落した事故は、その後、この方が亡くなったという悲しい知らせがはいった。
こころからご冥福をお祈りしたい。

昨日も書いたけど、交通機関を障がい者が利用するというのは、ほんとうに大変な壁なのだ。視覚障がい者に聞くと、この記事にもあるように、ホームドアのない駅でホームの点字ブロックの上を綱渡りで歩くに等しい、極端ではなしにいのちがけなのだ。
しかし銀座線のように古い駅やホームでは、改修が困難だったり構造上の問題があったりと、なかなか進まない。

東京に住んでいて感じるのは、周囲の気遣い配慮がないなあ、困っている人がいたら声をかけて助け合うことが少ない。どちらかというと「声をかけて迷惑がられたり断られたりしたらどうしよう」という人が多いように感じる。

障がい者が生きづらい社会は、めぐりめぐって障がいのない人にとっても生きづらい。
視覚障害者がホームから転落する事故は2014年度に80件、13年度に75件発生。死亡事故も11年にJR山手線目白駅、昨年は阪急宝塚線服部天神駅などで起きたとある。
何回同じような事故を繰り返すのだろう。社会の意識が変わるにはあと何回事故が必要なのだろう。

わたしたちは黙っているわけにはいかない。