円滑なコミュニケーションのために2015/12/08 23:30:45

R2-D2と人間って、ホントに通じているんだろうか?
はじ」「と「ハチ」聞き違えた例も出動遅れで火災死亡 横浜市消防局が再発防止策
http://www.kanaloco.jp/article/138800

この記事を読んでわたしは正直、他人事とは思えなかった。いやむしろ聞き違えた消防局の指令管制員にも、亡くなった女性の側にも、同情を禁じえない。

記事にあるように「はじになった」を「ハチになった」と聞き違える可能性は否定できないと思う。亡くなった女性は「火事」と言いたかったのではないだろうか。ところが電話なのとあわてていたりご高齢だから発音発声がスムーズではなく大きな声だったり明りょうではなかったりして、うまく言えなかったかもしれない。難聴者の場合、高齢者が多いからわたしは経験上ありうると理解できるけれど、経験がない接したこともない人だと、最悪こういう、聞き違いは起こりうる。

このあいだも、「わかった?」と聞かれたのを「あった?」と聞き間違えてあわてて相手が筆談で書いてくれた。ふりかえってみれば笑い話レベルのことだからいいようなもの、これが仕事上の営業だとかいったやりとりだったらどんなことになるやら。正直にいうと、周囲の聴者には、そんなややこしい言葉でなくてもいいから、確認のための簡単な手話を覚えてほしいなあと思うこともある。

ともあれ、ろうできれいに話せるわたしにしてみれば、聞き違いはひとごとではなく日常茶飯事のことである。
それだけに、聴者とのやりとりはストレスに近い疲労を感じるのだけど、同じ思いは聴者にもある。
人間のやることだから間違いや思い込みはある。だからこそ円滑なコミュニケーションのために双方が近づいていかないことには、なんの解決も生まれない。

亡くなったご高齢の女性に、こころからのご冥福をお祈りいたします。

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