青空を見ながらこころに強くとめたい2015/09/11 23:50:00

昨日までと一転して、東京は晴れた天気。
けれど遠く離れた水害被災地は復興どころか水がまったくひいていない。

信じられない映像といえば、ニューヨークのツインタワーなどを襲った同時テロも、まさにそれでした。
テロと戦うと言いながら、さらなる憎しみを呼び招き、ISイスラム国などというテロを招いてしまったアメリカやイギリスなど。そして日本は、安保法案などで他国のために戦うというのでしょう。望んでいないことをひきおこして国や国民がとんでもないことに巻き込まれるのでしょうか。

青空を見ながら遠く離れた地で苦しんでいる人たちのことを、こころに強くとめたい。
災害に遭われたみなさまのことを忘れません。
どうか一日も早い復興が訪れますように。

備えをしておくべきだととあらためて痛感した。2015/09/12 23:39:47

午前5時49分。
東京湾を震源とする震度5の地震があった。
揺れに気づいて、妻はわたしにしがみついていた。朝まだ眠っているときだもの。こわいのは無理もない。

午後、ギターの弦の交換を楽器店に頼んでいるあいだに、東急ハンズへ、防災用品を見に行ってきた。すでにわたしたちは非常食を用意しているけれど、こういうときだから防火耐水の袋を用意したほうがいいかなと相談して、見に行ってきた。
あるにはあるが、リュックのような大きさ。すでに家にリュックがあるのでこれは不便かな。
しかし備えをするに越したことはない。いろいろ調べると、100円ショップなどにも非常用持ち出し袋が売られているらしい。

夜にさっそくNHKが今回の鬼怒川決壊の検証の報道番組をつくっていた。
インタビューで、「その時になってからではまにあわない。いつくるかわからないからこそ、普段からの備えが大事だ」ということを災害に遭われた方がおっしゃっていた。説得力のある話に、わが意を得たりという思いと、東京もいつくるかわからない、自然災害への備えをしておくべきだとあらためて痛感した。

手話ができる読み取れるのはとてもうれしい2015/09/13 23:10:39

それぞれの教会で礼拝を終えてから午後、わたしたちは安保法制反対のデモ運動に参加した。
そこで、手話通訳を通して内容をつかみ理解することができてホッと嬉しいやら安心したやら。会終了後、少しだけその手話通訳士と立ち話をした。
こういうことで手話ができる読み取れるのはとてもうれしい。
国会は強行採決のかまえだが、わたしも反対デモに少しでも参加したい。

帰宅後、週末くらい妻にのんびりしてもらおうと、夕食をつくった。太麺のやきそばを、すべて妻の手を借りずにわたしだけでつくった。
味はまあまあ、らしい。

ギターと朗読の練習を。
忙しいなかだけれどしっかりやりたい。
コスモス朗読会まで2週間を切った。

昨今の自然災害とこういうからだであることを思う2015/09/14 23:49:01

けさ早く起床して、まだ眠りについている妻を横目に、昨日つくった焼きそばの食材の残りなどを使って焼肉とサラダの弁当をつくった。もちろんわたしと妻の二人分である。

そして出勤してまもなく、阿蘇山が噴火したというニュースが飛び込んできた。
まだ復興どころではない、東北やこのあいだの北関東茨城、栃木の水害に続いて、今度は九州で火山が噴火した。
わたしたちはけっして安全な世界に住んでいるのではなく、自然災害と向き合わなくてはならない星に住んでいる。そしてわたしたちもまたその自然の一部でしかないということを実感させられる。

そんな今日、かばんにヘルプカードをつけはじめた。

東京都福祉保健局 ヘルプマークについて
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、作成したマークです。
東京都福祉保健局障害者施策推進部 ヘルプカード作成のためのガイドライン
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/card.files/1helpcard_guide.pdf
これらのヘルプカード等は、特に、聴覚障害者や内部障害者、知的障害者など、一見、障害者とはわからない方が周囲に自己の障害への理解や助けを求めるツールとして有効です。実際に、日常生活の中や災害時等で役に立った事例も報告されています。

実は昨日、新宿駅と教会から帰る途中のバス車内で、コミュニケーションがうまくいかずかみ合わない会話で苦労した。前者では「聴こえない」と何度も言ったのに駅窓口の方が音声会話でしか返事をしてくれず、怒りをおぼえた。後者では、補聴器をかけていることがわからず、補聴器が見えなかったらしい。

そういうこともあって、「援助や配慮を必要としていることが外見からは分からない」ゆえに、自分を知らせるあるいは知ってもらうために、このヘルプマークをかばんにつけることにした。わたしが住んでいる都内の区役所からも四つ折りのヘルプカードをいただいて、さっそく耳マークをはるなど、万が一のときに提示できるようにしてある。

地震にしろ水害にしろ火山噴火にしろ、いままでなかったということはたまたま起きなかったということであり、たとえば50年60年100年1000年なかったということは、過去50年60年100年1000年なかったという意味でしかないのであって、今後将来も絶対起こらないとは言い切れないのだ。
だからこそ自然災害も含めた、万が一が起こる可能性を、わたしたちは常にこころに留めるべきではないだろうか。
わたしはややこしいからだで外見からはわかりにくい障がいがある。
だからこそ自分を守る、自分を周囲に伝えるということも大事なのだ。

自分がつける側になってみて感じるのは2015/09/15 23:18:42

以前、ヘルプカードをつけていた人について書いたことがあるが、自分がつける側になってみて感じるのは、意外と見ていない人が多いなあ、ということだ。別にジロジロ見てほしいなんて思っていないけれど。あるいは見て見ぬふりをしているのかもしれないし、見てもどうしたらいいのかわからないのかもしれない。もしそうだとしても、聞いてくれれば、わたしは正直にこたえることにしている。

今日の地下鉄でも、ヘルプカードについて説明が書かれたポスターを車内で見かけたけれど、ポスターはどうしてか、黄色いつり輪、携帯やスマホは使わないでほしいというイエローゾーンのところに掲示してあった。
そこが妊婦や外見からでは障がい者とは分からない人たちの、いわば優先スペースであることを伝えるためだろう。
だが、どうせ掲示するならイエローゾーン以外の、マンションや雑誌やローンなどと同じ、一般普通の広告のところにも掲示してほしいと思う。混んでいてイエローゾーンには座れないという妊婦や外見からでは分からない人たちもいることを思えば。

以前からわたしは、マタニティーマークにも目を向けることが多い。妊娠と聴覚障がいは異なるけれど、理解されづらいという意味ではとてもわかる。

ちょっと想像するだけで、この世界はずっと過ごしやすくなる。

わたしたちは皆、自然の中に仮の住まいをもらっているだけにすぎない存在だ2015/09/16 23:38:18

現代文明のなかに生きているわれわれはなかなか認識も想像もしづらいのですが、われわれはこの星、自然の中に仮の住まいをもらっているだけにすぎず、あたかもこの星に王様のように君臨しているわけではありません。

相次ぐ自然災害を目の当たりにして、人間はなんと小さい存在だろう、と思うのです。
だのに、殺し合い憎み合い、己の力を誇示しようとしている。国家レベルから個人レベルまで。

わたしたちは仮の住まいに生きており、敵をつくるから憎しみが生まれる。

断固として毅然とした姿勢で、声を上げる。2015/09/17 20:55:55

信濃毎日新聞 斜面
http://www.shinmai.co.jp/news/20150917/KT150916ETI090004000.php

わたしは学生ではないけれどクリスチャンとして彼らに、彼らの主張に、全面的に共感する。会ったことも話したこともないけれど、こころからの応援を隠さない。

「でもそれで萎縮して行動できなくなる社会のほうが怖い。だから勇気を振り絞る…」
そう、わたしも手話や朗読や教会が、世の中が、萎縮してしまうことのほうがこわい。
それを招かないために、萎縮した社会をつくりたくないから、断固として毅然とした姿勢で、声を上げる。
たとえ法案が可決されても、わたしたちの歩みは止まらない。

人類ははたして2015/09/18 21:54:25

最近の報道で火星に水があったとか、冥王星がどうだとか、遠く離れた星に人類が棲める環境があるらしいとかいろいろニュースがあります。
この太陽系第三惑星「地球」earthという星も、何億年かたって、どこかの生物によって探査されて、かつて生物がすんでいたこと、戦争かなにかわかりませんが絶滅したらしい、と記録されるのでしょうか。

何万年後か何億年後か、宇宙探査でこの星にたどり着いたどこかの星の賢明な生物が、この星に残った多くの人工物や自然災害を見て驚くか、あきれるかする時が楽しみでありましょう。

人類ははたして、英知がある生物なのでしょうか。

昨日の強行採決にはほんとうにあきれるほかありません。
ごう慢な政治家、傲慢な国の指導者ほどやっかいなものはありません。
そしてわたしたちも、また。

知らない文化を知る2015/09/19 22:00:47

「ラストレター」台本
コスモス朗読会。いよいよ本番まであと1週間を切った。
今日は「朗読のレッスン」出演者合同で練習とご指導を受けて、この連休中は徹底して声と手話の両方の確認と練習を重ねるしかない。幸い、シルバーウィークで23日まで休日が続く。時間はいくらでもある。

お誘いをかけて何人か、ろう者や手話に関心がある方が来てくださるらしい。当日がとても楽しみだ。

今回も出演者でMCをやる。
そこでわたしは、MCの方に「ろう者は手で拍手をしても聞こえない。ろう者聴覚障がい者の文化として、手をたたく拍手の代わりに両手をひらいて頭上でひらひらされるsilent clap one's hands applause静かな拍手、というものをしてほしい、とアナウンスしてくださるようお願いした。今日のクラスでも紹介してみたら、みなさん実際に手を動かしてくださった。

知らない文化を知るのは、とても貴重なこと。
今回の舞台が、聴者とろう者をつなぐとともに、声と手話の両方で語るということを知る、ろう者文化を知ることになればいいなあと、こころから願っている。

濃密な時間2015/09/20 23:40:51

礼拝後の青年会。
牧師とわたしだけのたったふたりだが、充実した内容であっという間に時間が過ぎていった。考えに共感できるものが多かったのはいうまでもないが、なによりも筆談を交えて議論しあえたのが大きい。

週末に台所に立ってつくるのがここ最近の日課になっている。妻が帰ってくる前に食材を購入して、今日のメニューは肉じゃが。絹ごし豆腐にキムチを添えて。

ああでもないこうでもない、味が足りない、と妻のアドバイスを受けながらつくってみたのは、やっぱりおいしい。

こういうなにげない幸せ以上のものはない、といっていい。
食事のあと、皿を洗って後片付けをしてから朗読の練習。
妻にみてもらって、濃密な時間となった。