客席と舞台上の、いわば真剣なやりとり2015/08/29 23:03:00

午前中、補聴器とFM補聴器の借用延長をお願いしてきた。来月に会議があるので、そこで両方を試してみる。職場の同僚仲間にも、会議中のわたしの様子などを教えてほしいと伝えてある。

午後、第32回全国高校生による手話スピーチコンテストを、妻と一緒に見に行ってきた。
毎年見に行っているが、音声と手話で同時にスピーチをするのは、ほんとうにたいへんな作業だ。音声、聴者が語る日本語と手話は文法構成が異なる。そして音声のスピードと手話の表現はどんなに努力をしてもずれてしまうのだ。
15歳から3年間、ちょうど彼らと同じ年齢のころに、手話ではなく音声だけの、弁論大会にも参加していたから、彼らのことはまるで自分のことと同じくらいに、舞台上の緊張感、見られていると言うこと、声と手話で表現する難しさ、朗読舞台でやっているだけに痛いほどわたしもよくわかる。

そういった難しさを越えて、彼らは必死に真剣に若さの限りを尽くして、手話で語ってくれる。
客席にいるわたしは当然彼らの熱意に、真正面から向き合わなくてはならない。客席と舞台上の、いわば真剣なやりとりなのだ。

いろんな意味で参考にも勉強にもなったし、わたしもますますコスモス朗読会に向けて力を尽くさなくては。