お互いに人間だということを忘れないで2015/08/26 22:40:13

今日は涼しいくらいだったけれどあすはまた暑くなるそうだ。体調維持が大変な時期でもある。

さてたいへんといえばもうひとつ。
少年少女の自殺が多いのは、9月1日だという。
18歳以下の自殺人数を日付別に分析したところ、9月1日が突出して多く、夏休みなど 長期休暇が明けた時期に集中していることが内閣府の調査でわかった。

4半世紀前の大学時代。クラスメートを自死で亡くした。中学生のころは自死を考えたくなる、ひどいいじめにあった。そしてうつ病だったころ、実際に自死を考えた。でもいまになって、やらないでよかったと思う。もしやっていたら、朗読だ手話だギターだということはなかったし、ましていまベッドで休んでいる妻と出会うこともなかった。

いじめられているあなたへ。
苦しかったら、まず一番身近な大人である親に相談しなさい。親に話すのが苦しかったら警察やそれ以外の大人に相談してほしい。学校や先生のほかにも、あなたを見ている大人がちゃんといる。あなたはけっしてこの星の中でたったひとりぼっちでいるのではないよ。

わたしも子どもをもってもおかしくない年齢だからこそ思うのだけど、自分より先に先立たれることほど、親にとって不幸なことはない。どんなにつらいと思っていても、いつかかならず光が差し込む時がくる。かならずその時は来る。

いじめているあなたへ。
いじめていてなにがおもしろいの? 
せいせいするかい? 
楽しいかい? 
で、満たされますか? 
そんなことに人生を費やすのはもったいないと思わないか? 
いじめはどんな理由があっても絶対に許されることではない。場合によっては刑事事件として扱われ犯罪になることもある。そんなことで人生をムダにするのはやめたほうがいい。
暴力は振るわれた側はもちろん、振るった側の品格も傷つけ、自分の品格をおとしめる。品格というのはテストの成績やどんな学校を出てどんなところに就職したかとはいっさい関係ない。学歴や仕事就職先とは違う。自分の生きてきた歩み、何を考えてどう生きてきたか、である。品格はお金では買えない手に入らないものだ。それをつまらない暴力で壊すほど、バカバカしくもったいないことはない。

暴力で自分や相手の品格をおとしめることはやめたほうがいい。いじめをやめれば、いじめられた彼らもいじめているあなたも人生を無駄にしない。バカバカしいいじめはやめなさい。いじめているあなたの品格をも自分で壊しているのだ。
中学の同窓会は一度誘われたけれど断った。いまも今後も、誘われても行きたくない。きっぱり断る。それほど、暴力は人の心に傷を残す。

どうかいじめているあなたもいじめられているあなたも、お互いに人間だということを忘れないで、生きていってほしい。