ここからはじまる2015/07/29 22:15:13

手話サークルで講師を務める。講師といってもそんな偉そうなことは言わず、むしろ自分の足りないところを補ってもらう、楽しんで手話を学んでいこう、という意図で、プリントをつくり、一方的に教えるというより、実際に手を動かしてもらい、会話形式の例文を交えるなどして、手話になじんでもらおう、というのがわたしの狙いである。

先日読んだある雑誌で、バイリンガルはぼけにくいという記事があった。複数の言語を使うわけだから、切り替えも必要だろうし、異なる言葉を使うことで脳のはたらきを活性させるということなのだろう。
ろう者も同じことが言えるのかもしれない。手話で表し相手の手話を読み取る。そのキャッチボールというか、作業が、バイリンガルと同じように脳をはたらかせるのではないか。

音声言語だけの会話もいいが、手話で会話をするととても楽しいのは、目、手、頭をフル回転させるからだろう。

朗読はだいたい17分以上の時間のようだ。
9月の本番まで、聴者である妻に発音発声を厳しく見てもらいながら、手話と声の完成度を高めていきたい。