4つの楽しみ2010/08/08 23:17:12

お昼から江東区へ行ってくる。
いつも手話を教えてくださる先生がかかわっておられる、夜間中学校の卒業生らを中心とした集まりにわたしも初めて参加した。その集まりのイベントが来月5日にある。そこでわたしは手話朗読『鶴の恩返し』と手話ソング『見上げてごらん夜の星を』をやることになった。

手話朗読『鶴の恩返し』は、イベントの一週間前の今月末に手話サークルでひらかれる納涼会の出し物と基本的には同じだ。けれども納涼会では座ったり機織をしている場面でいすに座ったりと演じ分けるが、イベントでは9月25日のコスモス会朗読舞台『ゆずり葉』と同じように立ったまま声と手話で表現していく。
『見上げてごらん夜の星を』は自分で練習するときには、坂本九さんでもいいけれど、裕木奈江さんが歌ったバージョンのCDを使おうと決めている。裕木奈江さんのCDは彼女の歌声がとてもきれいだけれど、インストゥルメンタル、声のない音楽だけの部分も好きで、たまに聴いていた。

負担かもしれないけれどまったく苦には感じていない。
プロの俳優ではないわたしだけれど、見に来てくださるお客さんやみなさんに楽しんでもらい、ああよかったね楽しかったねと帰っていただく。それが表現者としての仕事だろう。
やる側ももちろんこころから楽しくやらなければ、どうしてお客さんに楽しさが伝わるだろう。

手話ソング『あ~夏休み』の練習ワークショップ、納涼会、江東区でのイベント手話朗読『鶴の恩返し』と手話ソング『見上げてごらん夜の星を』、そして9月25日のコスモス会朗読舞台『ゆずり葉』。

自分がこころから楽しみみなさんと何かを分かちあえる。
生きている喜びを伝える舞台をつくりあげたい。

マンマ・ミーア!2010/06/28 23:48:49

毎週月曜日に参加している、手話ソングダンスのワークショップ。今回はABBAの「マンマ・ミーア」をアメリカ手話(ASL)でやっている。

う~ん。正直に告白すると、テンポが速くて時々つまづいてしまう。
でも、数年ぶりに手話ソングダンスをやって全身をフルに使う表現がとても楽しい。

こちらも朗読同様に、生きる希望になりつつある。こちらでもいつかまた舞台に立ちたい。

終わってから仲間と居酒屋へ移動して秋の朗読舞台、手話演劇など、尽きぬ話題を話しあった、あっというまのひととき。

仲間と一緒に笑い転げた2010/05/31 23:45:52

昨年から通っている、手話ソングダンスのレッスン。今日はハウンド・ドッグの「ONLY LOVE」のミニ発表会。参加者計8人が4つのグループに分かれて、それぞれこの曲を手話と演技で表す。個性豊かな表現の数々に、仲間と一緒に笑い転げた。

明日からはもう6月。早いものだなあとつくづく実感する。
そして朗読の練習もさらに力が入ることだろう。

わたしがほんとうにやりたいこと2010/05/18 22:41:33

建設中の東京スカイツリー
数日前に撮影した東京スカイツリー。あれよあれよというまに、もう379メートルの高さに。これで完成したらどうなるんだろうねえ。とんでもない高さだ。

話は昨日の夜にあった手話ソングダンスのレッスンにもどる。
ロックミュージックが課題ソングだったため、イメージパフォーマンストレーニングでそれぞれがロックシンガーやバンドメンバーになりきることも挑戦してみた。 ふだんやったことがないものほど、けっこう楽しく演じることができた。

やっぱりほんとうにやりたいことは、人の上に立つとかまとめるとかいったことではないな。全身を使って表現するということ、それにしか興味がない。車の免許だとか車を買うだとかいうことも、話を聞いてふんふんとは思うが、わきでてくるほどの熱い思いをまったく感じない。どんなに説明されても説得されてもだ。

朗読舞台の練習は、肝心の声のご指導が7月から始まるのを待つだけだが、そのときにある程度手話表現ができるようにしておきたい。言い換えれば手話表現が台本を見なくてもすらすらできるようになっておかなければ、また、手話表現をせずとも台本をそらんじて言えるようにならなければ。たまにひとりでついつい、台本を見ずに手を動かしたり暗誦したりしてしまう。

四国は松山旅行で『山路越えて』をたどる旅をしてきた。
以前ここにも書いたけれど、ほんとうの意味で「いのちがけ」ということはどういうことか、を見つめ思う機会でもあった。昨年の『塩狩峠』で感じ見つめたことの続きである。

わたしがほんとうにやりたいこと。全身を使って表現するということ。

今日一日、どれだけいのちをかけて生きてきたか。明日が来れば今日は二度と帰ってこない。だからこそ一生懸命、全力を尽くそう。

どうやってもねえ2010/05/10 23:57:23

今日午後2時から、6月に南アフリカで開かれるサッカーワールドカップ日本代表選手の発表があった。
「日本代表」について、どちらかといえばアメリカンフットボールと野球のそれには関心があるけれど、サッカーのほうはあまり、というよりほとんど関心がない。とはいえ、Jリーグや海外サッカーのニュースも見たり聞いたりしているから、いろいろ考えさせられた。

フットボールでいえば、タッチダウンをあげられないということ。つまりはっきり言ってしまうと得点力不足があるのではないだろうか。
発表後すぐにネット上では賛否両論、というより「おかしいのではないか」という否定的な意見が多かった。国内では通用しても海外ナショナルチームとの対戦で勝てないか、得点をあげられないかという状況では、こういった意見が出るのもやむを得ないのかもしれない。
ブラジルやアルゼンチンあたりだったら、「得点力不足」なんていう次元では済まないだろう。常に勝つことを求められる強豪だから、へたをすると負けて帰ってこようものなら選手はもちろん監督も命の保証がない、というくらいだから。
そういうレベルではないだけまだ、日本はましなのかもしれない。

人間のやることに完ぺきなどあるわけはない。どう考えても、勝てる人材や戦術や技術が世界レベルに達していないわけだから、あまりあれこれと要求しすぎているのではないか、と選手やコーチに同情したくもなる。プロだから批判されるのは当然だけど。

仕事のあとに手話ソングのレッスン。
とても楽しく学べた。大げさなパフォーマンスを入れて笑いをとってみたり、けれど気持ちは前に出して。

朗読の練習もつまづくことがまだあるけれど、徐々につかんでいる。

ありがとう2010/03/15 23:41:12

仕事の後に手話ソングダンスのレッスンに参加してきた。

先生から「気持ちがこもっていて明るい」とおほめをいただく。からだを目いっぱい使ったパフォーマンス、手話を使った身体表現は楽しいしやりがいがある。

さて話を変える。

「ありがとう」という言葉は方言、地方によって違うらしい。
そのレッスン後に居酒屋へ移動して仲間とわいわい話しながら、居酒屋のはし袋をみると、日本各地の方言による「ありがとう」が書いてあった。たとえば――。

青森=「ありがとうごす」 秋田=「えがった おおきに」 岩手=「ありがとうがんす」 福島=「たいへん してもらって」 岐阜=「きのどく うたてー」 山口=「たえがとうございます」 徳島・高知=「たまるか」 愛媛・島根・大分=「だんだん」 沖縄=「にへーでーびる」 宮古島=「たんでぃがーたんでぃ」

47都府県すべてを取り上げていない(京都、福岡はない)。が、けっこうおもしろいものだ。

その「ありがとう」を言える、感謝して口にし、喜んでもらえる。
幸せを感じることだろう。

人間が人間らしいのは、口や手やからだ、表情で気持ちや思いを伝えられるということ。
そのコミュニケ-ションを大切に、すなおなこころからの「感謝」ありがとうと言える生涯でありたい。

やっていて楽しいワークショップ2010/03/08 23:42:06

仕事のあと、渋谷へ移動して、手話ソングダンスのワークショップに参加してきた。昨年秋に知人に誘われて参加したのだが、実は、亡くなった真理子さんのつながりで誘われた。知っている人もいればお名前も知らない人もいる。真理子さんとのつながりで知っている方や手話をご指導してくださる先生がいるだけでもずっと居心地がいいというか、気まずい思いをすることがないのがうれしい。

今日のワークショップは途中からの参加だったが、着いてみると仲間でなにやらゲームをしているらしい。
わたしが着いてしばらくして、こんなゲームをやってみた。
波のしぐさと、両手をまっすぐ上にあげて壁をつくる。両腕を前に突き出して「ワープ」。左右の仲間から送られてきた「波」を受けて隣に波を出すか、両手を挙げて壁をつくって波を「拒否」するか、送られてきた波をワープ、「転送」するか。

ただしルールがある。
波が送られてきたからといってその波を送ってきた相手に返すのは禁止。壁をつくるのはかまわないが一度は波を受けること。
一瞬の判断力ととっさのしぐさに対応できるか否かが肝心。

で、これはとても楽しい。
なぜかというと、言葉を必要としないコミュニケーションであり、同時にチームワークを養うことにつながるからだ。
真理子さんがいたとき、こういう教え方はしてもらわなかった。真理子さんの教え方はそれはそれでやりがいも楽しさも十分あったけれど、チームワーク、一緒にやるという意味ではこういう遊びから入っていくのもいいだろう。
肝心のわたしは、やってはいけない、禁止といわれたことをやってしまい、みんなから笑われたのだけど、笑われてしまうほど失敗したことで、かえってみんなとの会話がスムーズにできたかもしれない。

真理子さんつながりでこういうワークショップから手話ソングダンスに入れたことを、あらためて感謝したい。
天国の真理子さん、ありがとう!

何かを伝えられるようになりたい2010/01/10 00:26:43

今日のスポーツ新聞、日刊スポーツに掲載されている「日曜日のヒロイン」(毎週日曜日芸能面掲載)。バックナンバーはこちらから注文して取り寄せることができる。
http://www.nikkansports.com/ns/nikkansports/paper/backnumber.html

今日の「ヒロイン」は薬師丸ひろ子さん。

まだ聞こえていたころによく聴いた、高く澄んだ歌声は、いまでも思い出すと懐かしい。
来生たかおさんの曲(「夢の途中」)のカバーである「セーラー服と機関銃」、「探偵物語」。なかでもいちばんわたしが好きな曲は「メイン・テーマ」である。

       時は忍び足で こころを横切るの
       もう話す言葉も 浮かばない
       あっけないキスのあと ヘッドライト灯して
       蝶のようにはねる 波を見た

わたしが好きなくだりは

       愛ってよく わからないけど
       深呼吸 不思議な気分
       わかってる 昨日の賢いわたしより
       少しだけきれいになったこと

       笑っちゃう 涙の止め方も知らない
       20年も生きてきたのにね
       生きてきたのにね

……あれから20年あまり。
この7日、薬師丸さんは出演最新作『今度は愛妻家』の公開記念ライブを都内で開いたという。わたしももし聞こえていたら、聴きに入ったかもしれない。

そのインタビュー記事である「日曜日のヒロイン」で、薬師丸さんはこう語っている。
「ライブのきっかけは、『今度は愛妻家』の打ち上げでカラオケに行って、歌ったことがきっかけでした。(中略)わたしと同世代の方が青春時代に見た映画の中に、たまたまわたしがいたり、わたしの歌があったりしたので、みなさんが非常に懐かしがってくださって。そのときの自分を思い出して、涙される方もいたりして、音楽を聴いて、もう一度自分の大切な記憶にたどり着くことができるんじゃないかと」

そうなんだ。
わたしがこの記事で強く胸を打たれたのは、薬師丸さんがおっしゃった「もう一度自分の大切な記憶にたどり着く」ことではないだろうか。
あのころ、あんな歌に出会った。涙を流したり、勇気づけられたり、いろいろあるだろう。
その「大切な記憶」を思い出しながらどれだけ人のこころに訴えかけられる歌があるだろう。いまの歌を全否定するわけではないけれど、言葉がやせ細ってしまい、何を言いたいのだろうかと思いたくなる歌が多いように感じられる。

朗読も手話ソングも、できるなら、微力であっても、多くの人に何かを伝えられるようになりたい。あたたかく凛とした語り口、手話表現でありたい。

今日、ある教会員のかたに、わたしの好きな愛唱賛美歌のひとつは、「山路こえて」(旧賛美歌404番)だとお話しした。加えてお話ししなかったけれど「主よ 終わりまで」(旧賛美歌338番、賛美歌21 510番)も挙げていい。
いつか「山路こえて」のモデルとなった愛媛県の法華津峠を歩いてみたい。

生涯、できるならささやかでいいから、わたしの手話なり朗読なりが、人のこころに希望なり愛なり、なにかを伝える、遺すものでありたい。そんな生涯を送りたいと、薬師丸さんのインタビューを読みながら感じた。

新たな目標 いのちを輝かせるために2009/10/27 19:55:08

今日ランチ中にふと窓に目をやると、窓際に咲く花に、小さな虫がとまっていた。台風一過の今日は快晴だったけれども、ランチ時はビル風が強かったようだった。
吹き飛ばされそうなほどに強い風にもかかわらず、しっかりとその虫は花びらに止まったり、花びらから飛び立ってはまた同じ花びらに止まってを繰り返していた。
名もなくほめられることもなく、ただ己がいのちを精いっぱい生きている花と虫。だのに人間は殺し合いをやめようとしない。どちらがいのちを輝かせているだろう。

昨日、仕事の後で渋谷に行ってきた。手話ソングダンスのワークショップに参加してきたのである。
曲は「キューティー・ハニー」。幸田未来さんのバージョンだが、わたしは前川陽子さんのオリジナル、つまりもともとのアニメで知っている。初めて手話訳を見たけれどすぐに覚えた。ダンスミュージック風にアレンジされたステップに少々戸惑ったけれど、とても楽しくできたし、ある程度覚えた。もうちょっと時間があったら完ぺきに覚えるだろう。

終わってから仲間と食事をしながらもちろん手話でおしゃべり。
ダイエット、韓国旅行、話題は尽きない。

いつかまた、手話ソングダンスでも舞台に立ちたい。
新たな目標だ。

少しうれしい2009/09/07 22:20:17

気分が重苦しい週明け。誰もいない職場へ出勤する途中、携帯にメールの着信があった。
それは、劇場の音響スタッフの厚意で、ピンマイクをお借りできることになった、というものだった。

少しだけ気持ちが軽くなった、ような気がする。
スタンドマイクを気にしてしまうとどうしても動きが小さくなって窮屈になるような不安があった。

劇場のスタッフの方にも、ご指導くださる講師先生にも、こころから深く感謝お礼を申し上げたい。