みんなが協力しあえれば2019/07/01 23:46:02

昨日までわたしは生まれ故郷の北海道に行ってきました。先月病院のMRI検査で、首を支える頚椎の骨の間隔が少し開いているために右腕とひじに痛みがある、と言われました。今年2月ごろから右腕とひじにサポータを巻いています。スーツをハンガーごと持ったりタブレットを持ったりするとき、強い痛みを感じます。なにげなしにぶつけたりするときもそう。そういうわけで、わたしはここ数週間前からエスカレーターで右側に立つようになりました。左側だと歩行者にぶつかったりぶつけられたりしてひじや腕に痛い思いをするのを防ぐためでもあります。幸い、後ろから歩いて抜き去っていく人はいるけれど「邪魔だ」などとどなられたり怒られたりしたことはありません。写真は新千歳空港のエスカレーターそばにあったもの。羽田空港でも「2列で立ってください」と呼びかけるポスターがありました。
正直本音を言うと、歩けるのならわざわざエスカレーターで歩かずに、階段を利用してほしい。
わたし以外にも、エスカレーターでベルトにつかまって立たなくてはならない人がいるはず。
ろう者で、がん患者となり心臓に軽い病気をもつようになってから、こういったエスカレーターの歩行だとか点字ブロック上を歩くことだとかに関心がいくようになりました。もちろんわたしは点字ブロックの上に立ったり物を置かないようにしています。
世の中は健康な人ばかりではない。身体や内蔵に病気や障がいがある人。妊娠している人。つえをついている人。いろんな人がいる。ちょっとでも、周りに注意をはたらかせてみんなが過ごしやすい社会にするために協力しあえれば、この世の中はずっと住みやすいものになるはず。それこそがパラリンピック以前に大事なことだと思うのだが。みなさんはいかがお考えでしょうか?

本の読み聞かせや朗読2019/07/13 22:29:27

ろう者なのに聴者と変わりなく発音発声ができる。それはときとして自分がろう者だということが伝わらず誤解されることにもつながる。今日、たまたま帰りの地下鉄で手話ができる若い女性と話をしていて、「発音もきれいだから誤解されるでしょう」と言われた。実際、聴者の中に入ってはなしをするのに恐怖を感じることが多くなった。なぜなら聞こえていると思われるから。
一方で、ろう者なのに聴者と変わりなく発音発声ができることを生かして、本の読み聞かせや朗読に挑戦している。

前置きが長くなってしまったが、隔月土曜日に2回、わたしは立川市にある立川子ども未来センターで「森のポケット」という読み聞かせグループに参加している。今月も20日(土曜日)14:00からお話し会があり、手話と声で同時に読み聞かせをすることになっている。
写真は来月17日に、同所である「おばけのもりのおはなしかい」のポスター。お化けだから当然怪談のようなお話もある。
立川、八王子、国分寺などにお住まいの方、乳幼児から小学生低学年のお子さんがいらっしゃる方、ぜひこの2つのお話会にいらっしゃいませんか?

みなさまのお越しをこころからお待ち申し上げます!