ああ、やっぱりこうなったか2018/07/31 22:50:20

昨日書いた、日本大学アメリカンフットボール部の今年5月にあったオープン戦での反則問題。昨日、第三者委員会がひらいた最終報告会見について書いたけれど、今日、関東アメリカンフットボール学生連盟が、問題の背景と、再発防止について関東学連が設けた検証委員会による審査結果の答申を聞いた上で処分解除について協議した。検証委は日本大学側が提出した報告書について指導陣の刷新など部分的には評価しながら、「日大全体で取り組まなければ実効性を伴わない施策については、策定も実施も不確定、不十分である」と認定。理事会では協議に参加した理事20人のうち17人が検証委の答申に賛成したという。

その結果、十分な改善がされていないという結論になりTOP8への復帰は認められず、その下の下位8チームによるBIG8に降格することになった。

結論を聞いて「ああ、やっぱりこうなったか」というのが正直な気持ちだ。

問題がおきてから、後手後手に回ってしまったどころか、開き直りと言い訳に終始した、前監督やコーチの記者会見、記者会見での大学広報部でもある司会者の対応もさることながら、大学側が「アメリカンフットボール部の問題」としかみてこなかったこと、少なくとも日大を象徴するスポーツであるアメリカンフットボールなのだから、大学トップ、それも理事長が何らかの機会をつくって説明すべきだった。しかしいまだに日本大学の理事長が出てきていない。公の説明もない。

かわいそうなのは当のフットボール部員だろう。
ライスボウルうんぬんはともかくとして、秋のシーズンに出られない。力量を試す機会も失ってしまい、目標がないままシーズンを過ごさなくてはならない。

これで本当に教育といえるのだろうか。未来ある青年たちに迷惑どころか一生の傷を負わせてしまったのだから。