明日から寒波が2017/12/11 23:06:31

人生の半分以上を東京で過ごしたことになるわたしだが、寒いのには慣れっこ。けれどこっちは雪もあまり降らず木枯らしと枯葉がある。それなりに冬らしさを感じることもでき、東京の冬もいいなあと思う。

暑いとは思わないけど暖かった今日とは一転して、明日は寒波襲来という報道もある。しっかり体調を整えておかなくては。

These weapons are not a necessary evil; they are the ultimate evil.2017/12/12 23:05:27

核兵器は必要悪なのではなくて絶対悪。

今月10日、ノルウェー・オスロで開かれたノーベル賞平和賞受賞式で、メダルを受け取ったカナダ在住の被爆者、サーロー・節子さんのスピーチを読み返している。わたしもこころから核兵器の廃絶を願う。

一人ひとり、誰もが誰かに愛されて名前もあり、たしかにそこに生きていたのだ。
わたしも思う。どんなに嫌いで受け入れられない人が目の前にいても、その人にも家族があり愛されていたのだということを忘れてはならない。
戦争や暴力は一瞬にしてそれらを破壊する。

わたしがもっともひかれた、このスピーチの中のくだりを引用する。

To the officials of nuclear-armed nations - and to their accomplices under the so-called "nuclear umbrella" - I say this: Listen to our testimony. Heed our warning. And know that your actions are consequential. You are each an integral part of a system of violence that is endangering humankind. Let us all be alert to the banality of evil.

経過観察 2回目2017/12/13 23:53:06

今日は終日仕事を休んで、今年6月に続いてS状結腸がん手術後の2回目の経過観察を受けた。
もちろんすぐに結果が分かるわけはなく、来週月曜日にまた行くことになっている。

がんだから仕事をやめるとか人生が終わったとかいう気はさらさらない。むしろいまはがんだから「こそ」治療にせよ経過観察にせよ、仕事であれほかのことであれ、「ながら」いろんなことにチャレンジしていくのが大事だとすすめられている時代だ。

とはいえ、職場でもがん患者がいるというのはやりにくい、はたまた周囲から気をつわれたり、具体的には短期間勤務や残業をしないなどの配慮が必要になることもある。そういう問題があるために、現実に企業の中にはがんだとわかった時点で解雇するケースもまだまだあると聞く。なんと理不尽なことだろう。わたしは聞こえなくなったことも病気も自分から望んだことではない、ほしいとも思ったことさえないのに。妊娠した女性にも同じような差別や不理解があると聞く。まったくこういう問題にはホントに腹がたつ。

さきにも書いたが、わたしは自分の病気を職場でもキリスト教会でも手話仲間ろう者難聴者仲間にも、隠す選択はその気さえもなかった。あえて公にすることで周囲になにかをしてもらいたいとか配慮を求めることよりも、前向きにチャレンジすることのほうを選択した。
正直、きつい体調の時もあるけどその時はその時。からだのなかから聴こえてくる声を聞いて休めばいいのだし、わかってくれる人は「無理しないでね」とだけ自然体で言ってくれるから楽。

だからどんな結果がやってこようとも、わたしはチャレンジするし、それが大事だと言い続ける。

できるだけ距離をおいてみる2017/12/14 23:11:22

信仰における確信というのは、その信仰を持たない人からすればただの思い込みである。けれど信仰を持っている人にとってはやはり救いである。

問題はそれを強調しすぎるとどうなるか。
わたしは強調しすぎたり熱心になりすぎるものほど、やっかいだと思う。
そういうものからはできるだけ距離をおいてみている。

バランスというか一歩ひいてみること。
それはけっして不信仰ではないと思うのだけど。

わたしとあなた 違っていい 違いは大事2017/12/15 23:19:32

読んでくださる方がいらっしゃるとしたら申し訳ないのだけど、昨日の続きをもう少し続けたい。

自分が抱く確信なり信仰なり、それは当然保障されるべきことである。
けれどそれを他者に押しつける、言い方を変えるなら、あなたもこうあるべきだと、自分の確信は他人にも通じるはずだ、という思い込みがやっかいなことだ。

人はそれぞれであって、自分と同じ確信を抱いている人ばかりではない。その違いを認め合っていくこともまた大事なことだ。多様さが失われてしまった社会ほどもろいものはないといっていい。

現代は「善か悪か」、二元論的な思考が幅をきかせていると言えるし、それゆえに自分と異なる意見や考え方はアタマから排除するともいえる。

そうではなく、わたしとあなたは異なるけれど、異なる意見もまた認めていこう、というフレキシブルな姿勢をもちたい。

2度目の人間ドック2017/12/16 21:07:36

昨年6月に続いて2度目の人間ドックに行ってきた。
結果はもちろんまだ出るわけはなく、送られてくるのを待つだけ。
医師の診断では心臓の音がやや雑音ぎみなのが気になるということだけ。

この年末年始を乗り越えるためにもからだをしっかり整えておかないと。

異なる存在に対する想像力のなさか?2017/12/17 22:39:24

あす、先日のCT検査も含めた経過観察検査の結果を聞くことになっている。

難病連のパーティーに爆破予告 400人が避難 旭川
http://digital.asahi.com/articles/ASKDK62GWKDKIIPE01X.html?iref=comtop_8_03

こういうのはホントいやなものだ。
異なる人たちをいじめたりいやがらせをしたりして楽しいのだろうか。
自分と異なる人に対する感受性というか想像力のなさがひろがっているのかもしれない。

病気をして感じること2017/12/18 20:01:36

病院に通っていて感じるのは、健康であることのありがたさももちろんのことだけど、安心して診察や検査を受けられるということ。
海外に行けば、高額の費用を請求されることもあるし、言葉が通じなかったら不安が高まるだろう。

補聴器も同じことが言える。日本ではデジタル補聴器が普及してきたけど海外ではアナログ補聴器でさえ買えないという国もあるときく。そういった国に住んでいる聞こえない人たちはどんなおもいでいることだろうかと想像してみる。

だから日本が優れている、という安易な答えもしたくない。病院に行くと本当に高齢者が多くなったなあと感じる。現役世代が少なくなって高齢者が増えるということは、現役世代の負担が多くなるということでもある。
これからの日本の将来を考えると、恵まれただの幸せだのと安易な答えで済ませられない。
病気や障がいは誰もが望んだことではないけれど誰もがいつかは経験するかもしれないことなのだ。だからこそ弱者への思いやりを欠いた社会にしたくない。

正しく恐れることと備えをしておくこと2017/12/19 23:25:28

転倒防止のためのつっかい棒
今日もいろんなニュースがあった。
考えさせられることばかりだけど、とても衝撃だったのは故郷北海道沖でマグニチュード8・8以上の「超巨大地震」が起こる確率が最大40%、と政府の地震調査研究推進本部が発表したことだ。

地震調査研究推進本部公式サイト
http://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/kaiko/k09_nemurooki.htm

気象庁 ホーム > 防災情報 > 地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html

12月17日20時33分にも根室沖で地震が起きていることもあり、気になるところだ。

中央構造線断層帯、九州東部でも認定 同時活動の恐れも
https://digital.asahi.com/articles/ASKDH775MKDHUBQU020.html

もしこれが事実なら、大きな被害が出ることが予想される。

大事なことは、正しく恐れることと、いつ起きても対処出来るだけの備えをしておくこと。

苦痛がいまでもときどき胸に疼く。2017/12/20 22:55:25

わたしも経験あることだけど、「聞こえる人も聞こえない人も関係ない」という言葉を口にするとき、聴者から言われるのとろう者難聴者から言われるのとでは全然印象が違う。
さらに、聴者から「自分のことは自分でやろう」などともっともらしいことを言われるとそれはどういう意味で言っているのかと問い詰めたい。

体のいい差別をごまかし塗りつぶし隠すための方便としてか、聞こえない人も聞こえる人も同じ人間なんだからともに生きていこうよ、という意味で言っているのか。

昔、筆談やワイヤレスマイクをつけてほしい、と頼んだら「お前のためだけにやっているひまはない」と拒否されたことがある。
そんな苦痛がいまでもときどき胸に疼く。それから人間不信がしばらく続いた。