矛盾も感じる。2017/09/16 22:17:22

いよいよ2週間後に迫った第12回コスモス会。
今日は午後の「朗読のレッスン」で立ち位置や表現などを講師からご指導いただき、夕方には手話通訳士からもご指導いただいた。

ランチは、カレー味のホルモンと、タレをつけて焼いたボーク焼肉にサラダ。

20年前に打ち上げられたNASAの土星探査機、「別れのミッション」へ
https://www.businessinsider.jp/post-1644

さて話は変わる。
昨日、土星探査機カッシーニ・ホイヘンス(Cassini-Huygens)「カッシーニ」が20年もの長きにわたって土星とその衛星などを探査した末、土星内部に突入してそのミッションを終えた。
なぜカッシーニが土星に突入したのかというと、ひらたくいってしまえばカッシーニの動力は原子力電池である。でなかったら20年ものあいだ宇宙を飛行することができなかった。
しかし、カッシーニが探査した土星の衛星にはもしかしたら生命体がいるかもしれないと期待される可能性が指摘されていた。氷で覆われた「エンケラドス」という衛星がそれで、宇宙空間に向けて水を噴き上げることが観測された。氷の下に海があることもわかった。とすると、もしかしたら生命体が存在するかもしれないのだ。
もしそうなら、まさに不用意な接近や原子力によるエンケラドスへの汚染を避けなくてはならない。環境汚染を引き起こすリスクを避けるため、NASAはカッシーニを土星に突入させて破壊する、というのがカッシーニに課せられた最終ミッションだった。

それは土星の環などさまざまな写真を撮影して地球に送られることにもなり、大きな感動を地球に住むわたしたちは得られた。

一方で矛盾も感じる。

厳しいようだけどはっきり言っておきたい。
そこまで宇宙空間のほかの星を思い、環境汚染を引き起こすリスクを避ける知恵が地球人にあるのなら、なぜ、北朝鮮だけではなく、カッシーニを打ち上げたアメリカも含む核保有国の核兵器の廃絶を考えないのか。なぜこの地球に住む人間の存亡にかかわる問題に目を向けようとしないのか。

カッシーニの名前の由来はイタリア出身でフランスに住んだ天文学者、Giovanni Domenico Cassini(1625年6月8日 - 1712年9月14日)からきているそうだ。
そこまで先人の名前をつけるくらいなら、先人に恥ずかしくない人類の歩みをすべきではないか。

世界の核保有国の指導者に問いかけたい。