鉄のようながんじがらめの社会はもろく壊れやすい2017/05/25 22:52:14

ランチ中にちょっと具合が悪くなった。無事乗り切ることができてホッと一息。

マンチェスターのイベント会場で起きた凄惨なテロ事件は、犠牲者の多くが若い世代だったということもあってとてもやりきれない怒りをおぼえる。
暴力と不寛容、過激思想にかぶれて自分がなにか、世界を変えるのだという思い上がった行動に走った末か。
今日の新聞夕刊に、テロをおこした容疑者が爆発物を隠していた可能性があるというリュックサックの写真が掲載された。ショッキングなものであるのは間違いなく、あらためて暴力はゆるされないと思う。

しかしそれと共謀罪は別である。
テロを防ぐというのはいいとして、監視社会になるのはどう考えてもおかしい。
マンチェスターでは、犠牲者への祈りと、暴力への怒りを込めた追悼の集まりがあった。そのなかにはイスラム教徒の人たちもいた。イスラムの人すべてがテロをおこしたいわけでもおこそうとしているわけでもない。
暴力には暴力では、何も解決しない。
簡単なようで難しいことだけど、自分と異なる人への寛容さを失い、なんでもかんでも鉄のごとく強じんな監視や制限をはめようとする社会ほど、もろいものはない。

テロにはもちろん反対だし怒りを覚えるが、監視社会になるようなのもまっぴらである。