6年目の3・112017/03/11 21:47:13

今日は夜に友人と、ろう者のパフォーマンスを見に行ったりタブレットの使い方を教わったりと、あちこち歩いてきた。歩数は久しぶりに12842歩。

東日本大震災から今日で6年目。
6年前のあの日は金曜日。仕事を途中で切り上げて、延々徒歩で自宅までたどり着いた歩数は24000歩をはるかに超えていた。コンビニに入って棚の食料品がすべてなくなっていたり、「トイレを貸してあげます」と張り紙をはった喫茶店などをいくつも見たし、食堂も後からくるお客さんのために、居座らずにすぐに席を立ったお客さんが多かったことなど、いまでも忘れられない。いや忘れることはできない。

しかし6年がたっても東北の被災地はまだまだ復興への途上にある。福島第一原発も廃炉への道のりはけわしく、どうやって廃炉までこぎつけるかの見通しさえ立っていない。

わたしの家も、いつかくる「首都圏直下」に備えて食器棚のガラスが割れないよう、外からフィルムをはったりカーテンを不燃に変えたりと対策を立てている。けれどもそれで十分とは言えない。

6年がたって震災の記憶が徐々に薄れてきたとも感じる。
いかにあの日のことを次世代に伝えるか。生きている者すべてとはいわないが、語ることができない、あの日突然いのちを断ち切られてしまった人たちのためにも、忘れないようにしたい。そしてわたしたちもいつかはこの世を去るときが来る。そのときに後悔しないように。「いま」を生きていかなくては。