男性も女性もなく2017/02/06 22:12:45

これだって女性も男性も使えるし
うーん。仕事中は大したことはなかったのが、終わって用事のため外出しているあいだにおなかに痛みを覚えて、いまも少し痛む。

「女子力」という言葉が、ここ数年あちこちで聞かれるようになった。
たとえば裁縫がうまいとかタイミングよく気配りができるとか、炊事が上手だとか。男性を立てるのがいい女性だ、という声も昔から根強い。

でもねえ。
それって男性の思い込み、女性と男性で役割を決める押しつけではないか? 男性も手先の器用な人がいるし、プロレベルでなくても料理が上手い人もいる。男性女性の区別はないのではないか?

あらゆる物事に対し、男性より女性の方が「自分事」として、アイデンティティーに問いかけて論じる傾向があるのでは? という問いに、それならわたしのようにろうでありながら話せて、がん患者になった。それを、アイデンティティーを問うのは女性に近い発想なのか?

「~力」という言葉自体に、なんというのかな、思い込みやこうあるべきだという圧力を感じるのはわたしだけだろうか?
そのうち「障がい力」なんていうヘンな言葉が生まれたりして。
ああ、いやだいやだねえ。

要は男性も女性もなく、ひとりの人間として生きていく、男性も女性も、お互いの違いやできることできないことを見分けて、それを非難したり否定したりせず、いい意味前向きな意味で「いいね!」と言える関係でありたい。