自由には責任が伴う: やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

子どもの頃に親からきつく何度も言われたこと。
「人様に迷惑をかけるようなことはするな」

ポケＧＯ規制要望に脅迫「天罰下るぞ」　愛知・一宮市に
http://www.asahi.com/articles/ASJC56RL3JC5OIPE00Z.html

先日、愛知県一宮市内で起きた自動車事故。
スマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」を自動車運転中に操作して小学校４年生の男児がはねられて亡くなった事故を契機に、一宮市長がゲーム運営会社に、自動車運転中の操作の規制を要望したことへの脅迫メールが同市に送られたという。

結論を言うとわたしは、こんな脅迫メールは、どんなに正しいと主張しても、脅迫であり、許されるものではないと考える。こういうメールを送ることも送った人物にも、わたしは反対の立場だ。
ゲームを楽しむ、楽しみが奪われるのがいやだとしても、現実に事故は起きた。そして人命が失われたのだ。そのことを、脅迫メールを送った人はどう思っているのだろう。もしいるなら、聞いてみたいものだ。

事故さえなかったら、まったく知り合うこともすれ違うこともなかったかもしれない人間同士が、加害者になる被害者になる。
そして一生背負いきれない苦痛や重荷を負わなくてはならない。

はじめに書いた言葉を思う。
どんな人生を生きようがどう生きようが、その人の自由であるとともに自由には責任が伴う。自分に対しても家族に対してもかかわりをもってくれる知人友人、多くの人たちに対しても。
だからこそ責任と愛と信頼を、自覚をもって行動すべきであり、わたしの人生が終わるときに、自分に対しても家族に対しても多くの人たちに対してもいい人だったねと、かかわりをもってよかったねと思われるようでありたい。

こんな脅迫メールを送る人は、自分の品性を自ら下げていることに気づかないのだろうか。