なにかのときに思い出されることがあるのだろうか。2016/09/13 22:40:38

妻が用事のため帰りが遅い、というので、おいっ子と札幌ラーメンをつくって食べる。オトコだけのラーメンもまたいいものだ。

なぜかこのごろ、わたしが青春時代を送ったころの音楽が懐かしく思い出される。
「メモリーグラス」(堀江淳、1981)「待つわ」(あみん、1982)などといった80年代の曲ばかりだ。そのころはまだ補聴器をつけていてもどうにかこうにか聴こえていたので、かすかなりにメロディーが聴こえてくると「あ、あれね」と思い出せる。海援隊の「贈る言葉」(1980)もそうだし、「メモリーグラス」と同じ年の、132.7万枚を記録した「ルビーの指環」(寺尾聰)、「贈る言葉」と並んで同じ年のヒット曲の「異邦人」(久保田早紀)も。

そういうふうに思い出せるっていうのは、やっぱり耳のこともあるだろうけど、人のこころをひきつける魅力があって、誰もが思い出せる知っているというものだったからだね。

CD売上が伸びない、知っている歌が少ない、という声をよく聞く。
なんとなくだけどここ数年の歌はこのさき、誰もが知っていて、なにかのときに思い出されることがあるのだろうか。