優勝まであとひとつ2016/09/08 23:16:28

昔、独身時代に広島へ旅行に行ったことがあるが、彼の地のプロ野球熱といったらそれはもう半端なく、試合がなかった旧広島市民球場だったけれど、そばを通り過ぎていても熱気が感じられるだけでなく、広島市内がカープ一色というかカープへの愛情で満たされているような、そんな感覚だった。

日本のプロ野球とメジャーリーグだけではなくフットボールやバスケットボールなどのメジャースポーツの違いは何かというと、市民に愛されている市民のあいだに根づいているということではないだろうか。トロントに行ったときもブルージェイズだったり、メープルリーフスであったり、アルゴノーツであったり、トロント市民に愛されているのだということが強く伝わってくる。妻と新婚旅行で訪れた、妻にとっては初体験のオークランドでのフットボール観戦は、ブラックとシルバーのコスチュームであったりボディペイントがショックだったようだけど、それもオークランド市民がチームを愛しているから。
アメリカのプロスポーツは、企業の宣伝ではなく、あくまでもどこそこの街のチームという意識でいる。
日本のプロ野球はだいぶ地元に根づく努力をしてきたけど、サッカーやアメリカのプロスポーツに比べたらまだまだ。

そんなことをつらつら書いていって、25年ぶりのセントラルリーグ優勝まであと1つに迫ったカープ。
地元に愛され育てられているという思いが選手とファンに共有されている。
優勝したら広島はものすごい盛り上がりになることだろう。