あまりの内容にあきれたバラエティー番組2016/06/06 23:07:52

出川哲朗がスティーブン・スピルバーグ監督に笑顔で指差しもらう奇跡起こす
http://news.livedoor.com/article/detail/11608504/

バラエティーだからまあ、どんな内容でもいいんだけど。タレントの出川哲朗が、フランス・カンヌへ行き、タキシードや柔道着を着てセレブがあつまる国際映画祭の会場前でパパラッチやファンと一緒にセレブを「出待ち」して、叫んだという、5日放送の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)。

番組を一緒に観ていた妻のおいっこはゲラゲラ笑っていたが、わたしも妻も、顔をしかめていた。あまりの下劣な内容と出川のふるまいに、恥ずかしくなったものだ。こんなことをしてみっともないと思わないのか。
スピルバーグだけではなく、ラッセル・クロウなどといった世界的有名人に会いたいというのはいいとしても、あんなにしてまでへたな英語でスティーブン・スピルバーグに向かって「ミスター・スピルバーグ!」「ヘルプ・ミー!」「フロム・ジャパン!」「ソーリー!」「タータータララララーラー(「E.T.」のテーマ曲)、マイE.T.!」「メニメニマネー!」「ホワァ~、おい! インディー!」「ミスター!」と叫んでいたのにはこっちまで恥ずかしくなった。知性のないやつとしか思われなかったのではないだろうか。
服装も含めてセレブの前に立つのならそれなりのマナーが求められる。出川はタキシードを着ている場面もあったけど、なんで柔道着を着てあんなところに出るのだろう。日本らしさを出したいからだろうか。

さらには自撮り棒にスマホをつないでセレブやスターと一緒に写真を撮ってそれを番組で映していた。そんなにセレブと一緒に写っているのが誇らしいか自慢したいか。出川も一応タレントであり芸能人であるなら、自分がどういう立場でいるのかわかっているはず。
テレビ局もよくこんなくだらない内容をつくるものだ。タレントにやらせる側、やる方も、センスというか姿勢が問われる。「ウケりゃいい」と思っているのだろうか。なにが「奇跡」か。バカバカしいにもほどがある。

バラエティーでも、良質なものと下劣なもののふたつがある。内容以前に、番組制作者やディレクターの知性・教養・品性が問われる。
ここでいう知性は知識学歴どうのこうのではない。
「知性」=「物事を考え抜き、判断する力、論理的な能力」、「教養」=「学問や芸術など世界全般についての幅広い知識」。品性ある人というのは、時と場所と状況にふさわしい礼儀作法ないしマナーを心得て、優雅に振る舞う人であろう。同性異性問わず、そういう人からは品性が感じられる。出川のあれはまったく時と場所を状況をわきまえていない。

おいっこは大河ドラマに興味がなさそうなのが残念。くだらなさ過ぎて、すぐにもチャンネルを変えて本音は「真田丸」を観たかった。

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