矛盾を抱えたアメリカ社会だが2016/02/29 23:56:30

http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/29/academy-awards-2016-racism-remarks_n_9345556.html
ついこのあいだ、アメリカ映画最大の賞、アカデミー賞について2年連続で20枠の俳優部門を白人が占めたことが人種差別ではないかと議論になった。たしかに、昨年末に観た『スター・ウォーズ フォースの覚醒』でも黒人俳優が出てきたが、(過去にはエピソード5・6 ランド・カルリシアン役ビリー・ ディー・ウィリアムズがいるけれど)アジア系はほとんどいない。『スター・トレック』にはアジア系がいたが。もっともこれは未来に設定を置いている。

昨年末からわたしは朗読に加えてもっと手話を含めた表現に取り組んでみたいといろんな人に相談したり舞台を見たりしている。
現実社会には多様な人がいて、男も女も若い人も年老いた人も、そして障がい者もいるしその障害者もさまざまである。LGBTもいる。
もちろん現実世界だってそう単純じゃない。さまざまなバリアや差別がある。なのに映画の世界では人種差別があるのか。

少なくとも夢や希望を与えてくれる映画や舞台の中で、多様な人の存在を認めていくということが欠けているのかと思うと、やりきれない思いである。

まもなくスーパー・チュースデーを迎えるアメリカ大統領選挙。
民主党のヒラリー・クリントン以外はみな男性で、黒人男性は一人もいない。
アメリカ社会がまだまだ矛盾をかかえているということだ。

“白すぎる”オスカー、現地の温度感は?改革案にも賛否両論
http://www.oricon.co.jp/special/48688/

たしかに改革変化には時間がかかる。
だがいつまでもこのままでいいとは思えない。

アメリカでさえこういう問題と向き合っている。
さて。日本では障がい者が表現者として活躍する場がはたして評価されているだろうか? バリアが少なくなっているだろうか?

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