メディアと人間の醜さ: やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

1972年のこの日。
あさま山荘事件で機動隊が山荘を破壊して人質を救出。連合赤軍の５人が逮捕された日だ。

わたしもあの事件、当日の放送を見ていた記憶がある。５歳だったから詳しい知識などあるわけはないが、けれどもあの生中継は子どもにも衝撃を与えたはずだ。

テレビといえば。
今日、ＴＢＳのサンデー・モーニングという番組を見ていて衝撃を覚えた。
ＩＳ（イスラム国）が公開した映像だそうだが、人質を自動車に閉じ込めておき、遠隔操作で車を爆破させて人質を殺害したのだという。
人間はどこまで残酷な行為をするのだろう。
いのちを殺めることをなんとも思わない。主義主張だけで他人を殺めてもいいというのは、人間のやることとは思えない。
ＩＳ（イスラム国）も含めて、テレビに加えて1972年当時はまだなかったインターネットなどのメディアを利用し、主張や暴力を広げようとする、人間の醜さを、メディアから感じさせられる。
そしてメディアに惑わされているわたしたちも。