わたしたちはとても小さなものでしかない2016/02/12 23:36:41

「重力波」発見のニュースには驚かされた。
重力波とは宇宙を構成する物質の振動、と簡単にいうけれど、そして専門家によると「空の上の星も、地球の上の人間を構成する原子も、宇宙の遠くで起きる星の大きさレベルの衝撃によって、いつもほんのちょっとだけ揺れている」のだそうだ。しかしその「ほんのちょっとの揺れ」ゆえに検出が難しいのだという。

それを予言したのが、アルバート・アインシュタイン(1879、3/14 - 1955、4/18)。
一般相対性理論、高校の物理の授業で学んだり聴いたりした記憶があるが、そのなかでアインシュタインが予言されてから100年後の2016年に検出されたという。
100年前だ。とても想像がつかないこととしか言いようがない。

わたしたちの時間も人生も、アインシュタインほど有名でも業績があるわけでもないが、無名のままであったとしても、100年後200年後、何かを残せるだろうか。
残せるかどうか以前に、日々をどれだけ何かを残したかだ。

はるか遠くの宇宙から届いてきた重力波。その広大さと時間と空間のスケールに、わたしたちはとても小さなものでしかない。だからこそ、そのなかでいかによく生きるかだ。