仲間と演奏できるときを楽しみに2015/06/11 23:05:41

急な蒸し暑さで少々からだがまいった一日。

ギターレッスンは、コツをつかんで、次のステップこそまだだけれど次週あたりには進めると思う。
講師先生は「アルペジオの、最後の弦が弱い」と教えてくださる。どうしたってわたしは聞こえないから、自分では聞こえているつもりでも聞こえていないか、中途半端なままコードを進めてしまう。
聞こえないことを言い訳にするつもりはさらさらない。むしろひとつの曲をこれほど徹底的にしっかりやったほうがいい。
聞こえない人間は、視覚で情報を得る。
だから、ピックで弦を弾くときとネック側の両方を確認しながら、ゆっくりやっていくこと。

コツコツやっていけば、かならずそのさきに弾けるのだから。

仲間と演奏できるときを楽しみにしている。

ホントにこわいことである2015/06/12 23:48:27

先日、補聴器をつけて自転車を走らせている難聴者を警官が呼び止めたという話を書いたばかりだが、これも先日のこと。千葉市内で自転車で路側帯を走っていた大学生が横断歩道を渡っていた女性と衝突、女性が亡くなったという。報道によると、大学生はイヤホンをしながら走っていたという。この事件を伝える別の報道によると、下を向いて走っていて、女性に気づかなかったとも。

ホントにこわいことである。
わたしは補聴器なしではまったく聞こえないために、外出するのも恐怖を感じるのだが、逆に聴こえる人たちには、イヤホンをつけているとどうなのだろう。聴こえないわたしにはもう体験できないが、聴者にきいてみると、音漏れしない構造になっていたり、耳をすっぽり埋めてしまうつくりになっていたりするらしい。加えて音楽を聴く、自転車を走らせる、この2つあるいはいずれかに意識を集中させて、周囲への気配り目配りがはたらかないおそれがある。どんな曲を聴いていても、自転車で走らせる爽快感が加わったら、ますます気分が盛り上がり楽しくなるだろう。
だが、気分いいのは当人だけであって周囲にしてみれば危ないことこの上ない。

何をつけようが何を聴こうが楽しければそれでいい、というわけにはいかない。
北海道砂川市で起きた自動車事故もそうだけれど、自分も他人も一歩間違えれば傷つけあるいは死なせる可能性がある。その危険性をしっかり把握した上で、それでもイヤホンをつけるのかつけないのか。自己責任という言葉が一時期はやったけれど、そんな言葉上のものではなく、いま自分がやろうとしていることやっていることがどういうことなのか何をもたらしかねないのか、じっくり先を考えて行動すること。いっときの楽しみだけではなく、その先を考えること。

事故を起こしたら、自分だけでは済まない。多くの人を傷つけ悲しみに陥れてしまう。
免許を持たず車も持っていないが、あらためて強くかみしめたいことだ。

事故で亡くなったご高齢の女性のご冥福をこころからお祈りしたい。
加害者家族にも、慰めがありますように。

補聴器のテストと聴力検査を受けてきた2015/06/13 22:55:48

午後から暑い気温となった今日、午前中に妻と、補聴器購入に向けて、販売店で補聴器のテストと聴力検査を受けてきた。

聴力はやはり左右ともに100dbオーバー。
国産にするか輸入品にするか、まだ決めかねているのだが、ワイデックス社のモデルをお借りしてみた。
デジタル補聴器は聴力にあわせて聴力データをパソコンを通して入れるため、けっこう面倒でもある。
いま使っているオーティコン社に比べると音声はよく聞こえるが、静かなところと街中とでは違う。許可をもらって補聴器をつけたまま5分間ほど、銀座を歩いてみたら、車の音がとても大きく聞こえてやりにくい。

まだどれにするかは決めていない。
目標時期を9月のコスモス朗読会にあわせている。

妻の指導でつくってみた2015/06/14 23:32:24

夕方、わたしと妻それぞれの活動を終えて帰宅して、わたしは軽い熱中症になって頭痛や肩こりでしんどかったのだけど、妻のマッサージでいくぶんかは軽くなった。

本来は昨日の予定だったのだけど、材料を買ってきてマーボー豆腐を妻の指導でつくってみた。

暑い一日の夕食に、あおさをのせたそうめんをマーボー豆腐にからませてみた。
なかなかおいしい。妻がつくってくれたサラダもあわせて、健康にいい食事となった。

明日からの一週間もまたきあいをいれてがんばれる、そんなきもちがわいてきた夕食づくり。

思い上がりが過ぎないか2015/06/15 23:05:04

結論から先に言うと、わたしは安保法制案に対して反対であり、廃案を求める。
衆院・憲法調査会で安全保障関連法案について「憲法違反」と発言した長谷部恭男・早稲田大学教授と小林節・慶応大学名誉教授に対して、与党自民党から批判がある。
学者からの意見が出たことに、都合が悪くなると「素人だ」と侮蔑の言葉をかけるのは、おふたりが言っているように、「自分たちが是が非でも通したいという法案、それを押し通すためならどんなことでもなさるということだろうか」ということだろう。

自衛を考えるのは政治家だ、という。だがごう慢すぎないか。
自分たちが考えているのだ、お前らはついてこればいい、という思い上がりを感じてしまう。

冷静に人の話を聞けない政治家は、かえって国の進路を誤ることになる。

アメリカンフットボール日本代表2015/06/16 21:46:54

【第5回IFAF世界選手権】5大会連続の脇坂ら、日本代表45名発表!
http://www.nfljapan.com/japan/news/20150615.html

世界選手権へ向け日本代表45名が決定
http://americanfootball.jp/main/2015/06/15/HP_20150615-2_SWC.pdf

ここでも書いたように、今年はアメリカンフットボールのワールドカップが開催される。
あまり、というかほとんど取り上げられないのだが、今年は本場アメリカがホスト国。当然この競技の発祥国であるアメリカは優勝をかけてくるし、その次にレベルが高いカナダこそ参加を辞退したけれども、メキシコや日本も、打倒アメリカをかけている。
その世界選手権の日本代表選手が先日発表された。
27名が初の世界選手権出場。学生も1名加わる。

アメリカ代表はNFL入りレベルとはいかなくとも、この競技の母国であるから当然かなりレベルが高い選手を集めていると伝えられている。

来月応援に行きたいくらいのだけど、行けない代わりに日本から代表チームの活躍を期待し、祈っている。

人に向けてかけたくない言葉2015/06/17 23:32:49

最近のこと。
独身時代、いいなと思っていた、少し年下の女優さんがある週刊誌で14年余ぶりにグラビアに出た。
それをとりあげたネット上の記事には「劣化」「激太り」などという言葉が並んでいる。
正直率直に言うと、こういう言葉を見聞きするととても強く不快感をおぼえる。

妻の、30代20代のころを知らないのだけど、おそらくはそのころはいまよりももっと若くてきれいだっただろうと思う。
わたしだって同じ時間を生きてきて、20代30代のころと比較してみると、ハリがなくなってきたなとか肌につやがないなとか感じることがある。まさか自分にも容ぼうや身体の衰えがないわけではない。なかったらむしろおそろしいくらいだ。
社会人になりたてのころ、自分がろう者になっていくということをどう考えていたかと問われれば、おこがましい言い方もしれないけれども、同世代の健康な人よりさきに、自分のからだがだんだん衰えていく、機能が減っていく、ひいては死に近づいているのだと思ったものだ。しかしそれは手話と出会って、けっしてマイナスなものでも人間としての存在価値がなくなったということでもなくて、むしろだからこそ人生を、生を、最後の瞬間までよりよく生きようというポジティブなものになっていくのだと思う。そのためにろう者でありながら話せることを通してチャレンジしたいものが与えられた、と前向きに思っている。

話をはじめに書いた、あこがれていた女優の容ぼうと「劣化」ということに戻すと、ネット上で「劣化」と書いたり発言したりしている人たちは、自分もまたいつかは老化現象がすすみ、容ぼうも衰えていくことに気づかないのだろうか。「劣化」という言葉は人に向かってかける言葉ではないだろう。なにか、モノ扱いをしているようにも思えて、そっちのほうがよっぽど人間としての感性の「劣化」を感じさせる。
自分たちは衰えない容ぼうは若いままだ、と思っているのだろうか。それこそごう慢な態度である。たしかに衰えはあるだろうが、劣化とは違う。衰えながらも、逆に人間としての深み、成熟さがにじみ出てくるものではないだろうか。
いまは単純で分かりやすい「自分が欲するように世界を理解する」という思考がひろがっている。そこには多様さを理解しようという態度姿勢はみられない。ただあるのは劣っているかいないか、などという、分かりやすさである。だから見た目でしか理解できず、たとえばはじめに書いた女優さんにしても、テレビドラマで活躍していたころからいまに至るまでの、いろいろな人生の歩みや苦労を思いやるといった思慮に欠ける。

これからの人生がどうなっていくのかわからないけれども、妻と一緒に生きていく人生が、ほとんど同世代であるがゆえに、容ぼうやからだつきやいろいろな衰えを徐々に共有でき、だからこそお互いも自分自身も、受け入れ合い、一緒に生きていくことだろう。

80歳90歳になっても卓球や手話つき朗読やギターを続けていられたら、これ以上の喜びはないかもしれないね。肌のつやがなくなりしわが増えたとしてもだ。

わたしは「衰え」ということはなるほどなと思っていたとしても、まちがっても「劣化」という言い方は嫌いだし、人に向けてかけたくない。

この世界は狭い考えにおさまりきれないはず2015/06/18 23:39:35

こんなにも美しい夕焼け
佐藤優さん、元外務省官僚で同志社大学神学部卒。
 
現代日本を特徴づけるひとつに「反知性主義」のまんえんがあると、佐藤さんが書いていらっしゃいます。
「反知性主義」ってなんだかわかりますか?
彼によると 「実証性や客観性を軽蔑もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」と定義づけられます。

キリスト教のなかにも残念なことに、この「反知性主義」、さらには「この世は善と悪の戦い」神と悪魔の戦いだ、という二元論がひろがっています。
それがあのIMMや油まき事件やいろんなできごとの根っこ背景になっているのです。
世の中はそんなに簡単単純じゃない。なのに複雑分かりにくさがますます広がりグローバルになっていることに抵抗したり、納得しがたいという思いから、てっとり早く多くの人をひきつける、反知性主義や二元論で聖書や人生や社会を理解しようとしている。その誤りに気づかないまま、ああいう問題を引き起こしては、知らん顔ほおかむりをしているのではないでしょうか。
余談だけど、どうやらIMMか彼らに心酔した教会の人たちが、福岡県で神社を破壊したり石像を損壊したりしているという報道もあります。

では、反知性主義に対する処方箋、対策はどうすればいいのか?

佐藤さんは3つをあげています。
実証性、客観性を重視する習慣を身につけること。
外国語能力を高めること、さまざまな人の知的営為から学び取ることすなわち、読書だ、と。

はじめのことについては、教会で説教を聞いてそのままうのみにしないで、客観的に考えてみる、自分なりに考えること。牧師や信徒と対話してみること。
2つ目はわたしの場合なら、手話で話せる能力を高めればいいかもしれない。
さまざまな人の知的営為については。
ノンクリスチャンの人ともかかわりをもち、できればキリスト教以外の一般書や小説も読むといい。

聖書には「神がこの世をおつくりになられた」とあります。 
ならば、この世界は人間の考えである反知性主義や二元論におさまらないのだから。
もっと広がりのある豊かなものであるはずだと、わたしは確信しています。

うっとうしいというよりやっかいな2015/06/19 23:56:59

朝、いつものように地下鉄に乗って、途中駅で妻と別れて勤務先最寄りの駅から地上に出てみたら、激しい雨が降っていた。それでも降雨は職場に着く直前にはあがり、帰りも少し降ったけれどそれほどではなく。

またゲリラ豪雨があるのだろうか。
明日はともかく日曜は天気が崩れるという予報。

デパートの傘売り場に行くと、雨傘兼用のものが多く売れているという。
憂うつどころか、やっかいな梅雨の時期である。

落ち着かない中にも充実感をおぼえる2015/06/20 23:30:32

プリントを作るなど準備をしていたのが、急きょ予定が変わってキャンセルすることになるなど、おちつかない週末。
日中外に出たら出たで、うだるような暑さ。明日は「虹の手」練習と相談を自宅で行う予定だが、午後から降雨が予想される。メンバーにも自転車ではなく車で来てほしいと声をかけている。

朗読の手話訳は順調にすすみ、来月4日からは声のレッスンも始まる。
楽しみであり不安でもあり。それが取り組んでいるという充実感につながる。