精いっぱいしたたかにたしかに2015/04/10 23:42:29

昨日、一時的にではあるが株価が20000円、というニュースが全国を駆け巡った。

けれど正直言って学生時代から社会人になってしばらくまで続いたあのバブル景気を体験している一人として、株価が上がったからといって生活や給料がよくなったという実感があるかといえば、全然、というほかない。

無理もないと思うのだが、あのころと今を比べてみると、社会の空気が全然違う。
バブルのころのファッション文化は「イケイケどんどん」というか「もっとよくなる」という根拠のない希望感があった。
いまは希望どころか閉塞感が充満していて将来に期待も持てない感じられないというのがほとんどではないだろうか。

こんななかでどうやって生活をしていくのだろう。介護も、いや自分の健康さえもどうなるかわからない、というのが大多数の人たちの心境なのではないか。

あさって統一地方選挙の投票がある。
国政とは異なり、身近な自治体の選挙ではあるが、しかし、政治家には多くを期待できない。
シニカルに冷ややかに見る一方で、わたしたちはそれでもあすに向かって生きていかなくてはならない。
株価に左右されず、いまできることを精いっぱいしたたかにたしかに生きていこう。