邦画にも字幕をつけてほしい2015/01/10 23:12:02

正月も10日が過ぎて、もう「おめでとう」という気分ではなくなったが、そんななか、今年最初の手話サークルの新年会に足をのばしてきた。

その前に午前中、妻と一緒に有楽町で「ふうけもん」という映画を見てきた。主演が中村雅俊さんと浅野ゆう子さんという、ベテラン俳優。
実在する「便利屋」を主題にキリスト教とからめた作品だが、残念なことに字幕がつかなかった。館内の聴衆がところどころで笑っていたようだけど、どこでなぜ笑うのかがわからない。補聴器をつけてはいるが、短い単語くらいのセリフならどうにかわかったけれど長文の会話やせりふはさっぱりわからない。申し訳ないけれど全体の20%もわからないままだった。

そういえば昨日も、やむ得ず電話をかけなくてはならなかったのだが、電話をかけてものの30秒もしないうちに話が聞き取れず、苦労した。
直に顔を見合わせての会話でも、わたしはきれいに話せるから相手はわたしがろうであることに気づかない。むしろ補聴器をつけているぶん、聞こえているものと思ってしまう。
電話もしかりで、いくら説明してもわたしがろうだということが伝わらないどころか、信じてもらえない。受話器から聴こえてくる声がだんだん聞き取れなくなり単なる音にしか感じられなくなり、30秒(分ではない!)ももたないのだ。

できたらこの映画に字幕をつけてほしいなあ。