わたしたちにも問われていること2014/12/26 23:05:14

仕事納めはまだ、という方もいらっしゃるだろうが、わたしは今日が仕事納め。といっても周囲と飲みに行くとか打ち上げをやるとかいったことはなく、いつものように仕事を終えて別予定に行くだけだが。

先日ここで書いた、フランシスコ法王が語ったという「バチカンが患う15の病」。
読み返してみると、バチカンだけの問題ではないと気づく。むしろわたしたちにも問われていることではないだろうか。

世の中には不正義がたくさんある。そしてそれを問い続け、不正を正していくことはもちろん大事だ。また、信仰を保ち続け、高い信仰を持ちたいと思うのも同じくらい大事なことだ。

しかし、自分の立場や価値観主張は、だからといって絶対に正しいと言えるものではない。絶対なのは神しかない。自分はどうしたって権威があるわけでも全てにおいて正しいわけでもない。信仰があるからといって正しさまで保障されたり認められたりしたのではない。あるのはただ信仰を持っているという一点だけだ。はっきり言ってしまうと神の前には、相対的な、あやふやなものであり、間違うことも間違いを犯すこともあるのだ。

だからこそ、自分の立ち位置や思いを常に問い続け、確信はあっても盲信したり思い上がらないように自戒すべきなのだ。
それを怠ると、ごう慢になったり他者を貶めようとしたりする。