コミュニケーションの難しさを感じそこから理解が深まるかもしれない。2014/10/08 23:20:02

皆既月食 2014年10月8日18時50分過ぎ、東京都文京区、水道橋駅で
仕事を終えて手話サークルへの途中。
歩道橋や橋の上でカメラを宙に向けている大勢の人がいた。
何事かと思っていたら。地球の影に満月がすべて隠れ、赤黒くにぶく光る「皆既月食」だった。

わたしもカメラを向けて撮影したのが、この1枚。

手話サークルでは、電話を依頼されたとき、という設定で模擬の電話依頼をしてみた。
たとえば公衆電話やオフィスで聴覚障がい者が何か頼みたいとき、聴者に電話を依頼するというシチュエーションだ。

けっこうこれが難しくまたおもしろい。
手話がわかる人がいるからサークルでは当然手話で依頼し、受けた人も手話でこたえる。けれど現実には手話が通じないとかわからない、ごく普通の聴者に頼むこともあり得るだろう。そういうときは筆談で頼み、書いてもらって確認することになる。こちらも依頼した内容がちゃんと伝わっているか不安だし、頼まれたほうも手話であってもきちんと読み取り、電話で聞いた内容を手話で伝えられるか。あわてたりあせったりしてしまいやすい。日常会話とはまた異なった難しさがある。
手話がわかるという前提だからサークル内では笑って済ませられるけれど、もしこれが災害や事故などの緊急時や、依頼の相手が手話を知らない一般の聴者だったら、とても笑ってなんかいられない。

できたら模擬の電話依頼をまたやってみたいと思うし、自分で依頼するとイメージして何か原稿を書いて、妻だとか知人に頼んでみると、お互いにコミュニケーションの難しさを感じそこから理解が深まるかもしれない。
久々に楽しい学びになったと思う。