Life must improve as it takes its course.2014/08/14 22:47:37

「My girls. Grow old along with me. The best is yet to be. If some decades later you look back on your time with us here and you feel that these were the happiest days your life, then I must say your education will have been a failure. Life must improve as it takes its course. Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future. I hope that you pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very end of the journey.」

「私の愛する生徒たちよ。我と共に老いよ。最上のものはなお後に来たる。今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。人生は進歩です。若い時代は準備の時であり、最上なものは過去にあるのではなく、将来にあります。旅路の最後まで、希望と理想を持ち続け進んでいくものでありますように。」

毎朝起床してまもなく、妻と一緒に食事とともに楽しんでいるのが、NHK朝のテレビ小説『花子とアン』。
このなかで安東はな(吉高由里子)が通っていた修和女学校(モデルは現在の東洋英和女学院)のブラックバーン校長(トーディ・クラーク、史実ではI.S.ブラックモア)が卒業式で、はなたち卒業生に贈るはなむけのスピーチだ。
読み返しても、とてもこころにしみる。
わたしがこころひかれるのは、

Life must improve as it takes its course.
Your youth you spend in preparation because the best things are never in the past, but in the future.
I hope that you pursue life, and hold onto your hope and your dream until the very end of the journey.

この年になってこのごろ若いころを思い出す。先日書いた、わたしに洗礼を授けてくださった牧師との出会いはわたしが高校1年生のことだった。そしていまも年に一度帰郷して交わりをいただいている恩師とも、やはり高校で教えていただいてから(中断をはさんで)お会いしている。

若いころはいろいろあった。特別ワルではなく、まあフツーの高校生だったと思う。ブラックバーン校長が「あのころは幸せだった」と思うだけならたしかに失敗だろう。卒業してもいま、こうしてギターだの手話だのと目標があり、希望と理想を持ち続けていくことができる。

人生は進歩です。
最上のものは過去にあるのではなく、将来にあるのです。