笑いながら楽しく学んだ。2014/08/02 23:53:39

久しぶりの難聴者協会手話サークル。
今日は手話表現で「指さし」を中心に学んだ。

聴者、聴こえる人たちの世界では相手を」指でさすのは非常識なこととされている。とくに日本ではよほどの親しい関係でなければ、相手を指すときに指を向けるのは失礼だという。
聴者の「常識」が聴こえない人たちの世界では「非常識」といわれるのが、この「指さし」だ。、
つまり「指さし」は聴こえない人たちの世界ではアタリマエ、常識のことである。

手話は日本語(ここでいうのは音声言語と文章化した日本語だ)でいう「てにをは」がない。さらには句点句読点がない。いわば手話というのは空間を使った表現言語である。
したがって、相手を表すとき、たとえば「彼」「○○さん」という場合、わたしと話し手だけではない「第三者」的な、そこにいない人がいる場面の会話をするときなどは、そこにいると仮定して、あるいはどこにいる、というイメージで表す。
たとえば「山田さんが」というときは「山田」と名前を表してから、そのあとに男性であるか女性であるか、男か女かを表して、その表した手話へ片方の指で指さしをする。
また「彼から手紙をもらってうれしい」という場合、うれしいのはだれだろう。彼だろうか。違う人だろうか。「うれしい」という手話の後に「わたし」と、自分を指さして表す。

このへん、音声言語に慣れている中途難聴者の場合はなかなかイメージしづらいようだが、今日の学習会ではそれなりに、笑いながら楽しく学んだ。

わたしもろう者という自己認識のもとで、積極的に指さしを含めた手話表現を意識している。
間違えてもいいから積極的に手を動かすのが上達への近道だ。

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