月日のたつ早さを感じる2014/08/01 23:36:50

自宅に帰って食事を済ませ、ふたたび用事のため外出すると、突然一筋の閃光が目に入った。不安定な大気のなか、雷の光をみたのである。

明日は朝からお昼前まで自宅で用事を済ませてから、午後から夜にかけて妻と一緒に動く。東京は34℃前後になるという予報だ。熱中症はもちろんのこと、暑さも気をつけなくては。

今日から8月。あと4カ月しかない。まったく、月日のたつ早さを感じる。

笑いながら楽しく学んだ。2014/08/02 23:53:39

久しぶりの難聴者協会手話サークル。
今日は手話表現で「指さし」を中心に学んだ。

聴者、聴こえる人たちの世界では相手を」指でさすのは非常識なこととされている。とくに日本ではよほどの親しい関係でなければ、相手を指すときに指を向けるのは失礼だという。
聴者の「常識」が聴こえない人たちの世界では「非常識」といわれるのが、この「指さし」だ。、
つまり「指さし」は聴こえない人たちの世界ではアタリマエ、常識のことである。

手話は日本語(ここでいうのは音声言語と文章化した日本語だ)でいう「てにをは」がない。さらには句点句読点がない。いわば手話というのは空間を使った表現言語である。
したがって、相手を表すとき、たとえば「彼」「○○さん」という場合、わたしと話し手だけではない「第三者」的な、そこにいない人がいる場面の会話をするときなどは、そこにいると仮定して、あるいはどこにいる、というイメージで表す。
たとえば「山田さんが」というときは「山田」と名前を表してから、そのあとに男性であるか女性であるか、男か女かを表して、その表した手話へ片方の指で指さしをする。
また「彼から手紙をもらってうれしい」という場合、うれしいのはだれだろう。彼だろうか。違う人だろうか。「うれしい」という手話の後に「わたし」と、自分を指さして表す。

このへん、音声言語に慣れている中途難聴者の場合はなかなかイメージしづらいようだが、今日の学習会ではそれなりに、笑いながら楽しく学んだ。

わたしもろう者という自己認識のもとで、積極的に指さしを含めた手話表現を意識している。
間違えてもいいから積極的に手を動かすのが上達への近道だ。

もうちょっと工夫があれば2014/08/03 20:58:49

昨年から、コマーシャルにも字幕がつくようになった。コマーシャル提供会社はまだ少ないが、商品を買うのはなにも健聴者だけとは限らない。耳が聞こえない人たちへも商品を知ってもらうよう働きかけ、購入にむすびつけるためには、商品を知ってもらうための工夫が欠かせない。そういう意味で、テレビ局はじめ商品のコマーシャルをつくる制作会社まで、障がい者をターゲットにするという意識改革が求められるのではないだろうか。
 
もう一つの問題は、テレビ側にもある。
番組によっては、クローズドキャプション、字幕ではないテロップなどと字幕が重なってしまい、見にくくなることもあるのだ。
わたしが教えていただいている手話通訳士によれば、最近のテレビは字幕の画面上の位置を変えられるそうだが、残念ながらわたしの家のテレビはそういう機能がない。

すでに社会は高齢者が多い。加えて耳が聞こえない若い人もいる。
わたしたちも情報を発信する側も、いかにコミュニケーションを発し受け取るか。

どうしたことだ、この夏2014/08/04 23:32:34

夜、寝ているときは日によっては風が入ってくる。湿っぽいけれど無風よりはなんぼかまし。風がないときはめちゃくちゃ寝苦しいことこの上ない。

故郷北海道はここ一週間、真夏日が続いて、今晩は豪雨だという。
四国・九州は台風の影響で大雨が続いている。
いったい今年の夏はどうしたことだろう。

明日も都内は熱中症に注意。だという。

野外で活動するには厳しすぎる2014/08/05 23:55:13

北海道と九州・四国は大雨。東京はというと、連日30℃を超す暑さだ。
ここでも何度か書いたように、夜は眠れないときもある。

心配なのは、まもなく始まる夏の甲子園だけではなく、アメリカンフットボールのサマーキャンプや野外でのスポーツ活動だ。
以前ミネソタ・バイキングスの選手がサマーキャンプ中に熱中症で亡くなった事故について書いたけれども、こんなにも暑いと、体調維持どころかスポーツをするのも厳しいのではないだろうか。

選手はもちろん、応援する家族やクラスメート、ファンのみなさんも、ほんとうに熱中症には気をつけてほしいと思う。安全に楽しめてこそ、素晴らしいプレーができるのだから。

目立たせるという意識改革2014/08/06 23:34:11

出勤途中、たまたま電車に乗り合わせたお客さんのなかに、片耳だけ補聴器をつけている若い女性がいた。
同じ補聴器を使っている者同士。あまりじろじろ見るのは失礼とは承知しているが、みるとつけている補聴器は本体が真っ黒だ。

徐々にではあるけれど、聴こえない人の補聴器に対する意識が変わってきたと感じている。昔だったら聴こえないことを知られたくないから、と補聴器を隠したり見えないようにしたりしたものだった。いまでもそういう人はいるが、聴覚障がいは見た目だけでは判別しにくくわかりにくいという面がある。そこで自分たちの障がい、自分が聴こえないということを知ってもらうために、あえてというか意識して、目立たせるために補聴器や耳せんに色をつけている人が多くなってきた。

来年買い替えを考えているわたしも、どうしようかなといま思案している最中だ。

ともかく、障がいを隠したり知られないようにする意識ではなく、目立たせるという意識改革も必要ではないかと思う。
少しでも周囲に知ってもらえたほうが、知られたくないというストレスよりはるかにましだと思うのだが。

手話歌をお見せした2014/08/07 23:02:15

今月最初のギターレッスンは「バラが咲いた」と「知床旅情」を。
妻が自ら歌い、手話をつけてみた。講師はわたしたちの会話が手話で交わされるのを見ているが、手話で歌うのは初めて見る。こういうもなんだろう、と知ってもらえたのではないだろうか。

補聴器の電池が断続的に切れ、ギターも妻のボーカルもミキサーを通して聴くのが難しかったが、2つの曲はもう何度も聴いて演奏しているので、どうにか通して弾けた。ミスは2曲合わせて3つくらい。これまでにない進歩と言っていい(笑)。

わたしたちだけの練習なら必要はないのだが、将来どこかでお客さんの前で演奏することを考え、ミキサーとつないで使えるアンプがないか、予算もあるがギター講師に相談をしてみた。
今月末の手話サークル納涼会が、わたしたちのギターの「デビュー」となるだろう。

自分で聴力チェックができるなんて!2014/08/08 23:05:12

自分で聴力チェックができるiOSアプリ「Mimi」登場
http://techable.jp/archives/14381

何度も補聴器代理店や病院で聴力検査を受けて、わたしはもう自分の聴力が100㏈を超えていて、ろうであることを知っている。しかし聴覚障がいというのは見た目だけではわかりにくいものだから、できれば病院に行く前に自分で気づくようになれば、と思う。

便利なものでこれはスマホで聴こえをチェックできるのだという。
いまはiPhone対応だけだそうだが、わたしはAndroidをつかっているのでAndroid対応のアプリがあったら、妻にすすめようかと思っている。

なんにせよ便利な時代になったものだ。

使えることがわかりひと安心2014/08/09 23:17:18

今月23日に予定している手話サークルの納涼会。
台風の影響で雨が降る中、ギターとミキサーを持って、お茶の水の楽器店と新宿の総合電気店に足をのばしてきた。

というのも納涼会当日、会場の音響機器とギター、ミキサーの組み合わせがうまくいくかどうかを調べるためだ。当日では間に合わないので、早めに動くことにしたのだ。
結果は、ミキサーと会場の音響機器は接続できることがわかり、ひと安心。とりあえずポータブルアンプとコードをお借りすることになった。

あらためて妻とともに練習に力を入れなくては。

この星で未来を次世代につなげることができるのだろうか2014/08/10 21:45:42

台風11号が接近した今日、朝からわたしたちは一緒に教会での礼拝と博覧会を観に行ってきた。

わたしたちはともにキリストを信じているクリスチャンである。夫は今年洗礼を受けて30年。妻は20年になる。通っている教会も教派も異なるが、それなりにお互い信仰歴が長い。長いことがすばらしいのではなくて、長いなりに見えていることと見えていないことの両方がある。
今日の礼拝説教では、ルカ福音書9章57節から62節をテキストに、キリスト者であること、その信仰を持ち続けることの厳しさと、家族や周囲に伝道するということにおけるわたしたちの姿勢、覚悟といったことを語られた。
妻もわたしも家族のなかではふたりしかいないキリスト者だ。できたら家族にもキリストを信じる人が増えてほしいと思うが、上から目線であったり押しつけのようなかたちであってはならない。あるがままのわたしたちの歩みを通して、キリストを信じるということの意味を感じてもらうしかない。そしてキリストを信じるようになっていけばと思う。
いずれにしても自分の力でどうこうするとか変えさせようとかいった思い上がりであってはならない。自分の姿勢もまた問われているのだ。

午後から、幕張メッセでひらかれていた「宇宙博 NASA/JAXAの挑戦」という博覧会に行ってきた。途中、海浜幕張駅から会場までのあいだに激しい降雨があるなど、台風の影響が強かったが、会場ではジェミニ計画、アポロ計画といった歴史に残る宇宙開発、ロケットの実物やミニチュア、そしてスペースシャトル「アトランティス」の機首実物大模型、宇宙ステーション「きぼう」実物大模型、映画にもなるほど話題を集めた隕石探査機「はやぶさ」のミニチュアなど、多くの展示物を観ようと人が集まった。

わたしたちが生きているあいだに宇宙旅行ができるかどうかはともかく、未知の世界への知的欲求は絶えることがない半面、この星では争い戦争がやまない。
火星移住などの話はあるが、現実にはわたしたちが生存できる星は、ここ、地球しかない。
争いが絶えないわたしたちは、この星で未来を次世代につなげることができるのだろうか。