やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

先週までのような厳しいほどではないけれど、やっぱり今週もきつい。
妻がつくってくれた弁当が、こころとからだをなごませてくれる。

信じられない事件がまた起きた。
長崎市で高校１年生、女子生徒同士の殺人事件だ。
思い出すのは10年前にやはり長崎県内であった、小学校６年生の児童同士の殺人事件。今回の事件でも、加害者は「人を殺してみたかった」と供述しているという。

いったいどうしたことだろう。
「心の闇」などとわかったようなことは言う気にはなれない。
しかし「人を殺してみたかった」というのは、尋常ではない。一度奪われたいのちは戻ってこない。
10年前のあの事件当時、今回の被害者も加害者も、たぶん５歳前後、テレビなどで見聞きしていたかどうか。

こういった事件が後を絶たないのはどうしてだろう。
何かが欠けているのは間違いないが、通り一遍だけですむことでもない。わたしがクリスチャンだからと言って「こころの教育」といってもそれだけで解決できるものでもない。
わたしももしかしたらこの事件の少女と同世代の子どもを持ったかもしれないだけに、とても言い表せない思いだ。