お気楽な考え方にはくみしない2014/05/28 23:22:56

物わかりやすい、深刻に真剣に考えない。敵か味方か、善か悪かというような二分法。
このふたつがいまの世界を覆っているらしい。

物わかりやすい、言い換えれば自分に都合よく考えられる、ということでもあろう。たとえば自分にとっていいことは神さまからの祝福だ、ということを考えてみる。それは謙そんな信仰のように見えて、素晴らしいものに感じられるようだけど、人間は弱いものだから、なんでもいいことと思えば、自分にとってよいことばかりだ、としか考えられなくなってしまう。悪いことは避けたい、向き合いたくない知りたくもない、というネガティブな考え方に陥りやすい。

わたしは聴こえないけれど話せる。生まれついてのろう者ではないけれどどう考えてもほとんど聴こえない。
それを神さまからのギフトではなくなにかのたたりだとか悪霊だとかいう考え方をする人がたまにいる。
そうかもしれないが、なんでもかんでもたたり悪霊といわれてはねえ。
そうではなく、自分にとってよくないことかもしれないが、それをどう受け止めているかという、自分の受け止める位置視点がむしろ大事だ。

だからわたしはなんでもかんでも、ハッピーだというお気楽な考え方にはくみしないし立たない。