少しでも声をあげていこう2014/03/14 22:55:25

ここ数日、眠っているときにもせきがあってそのたびに背中をさすったりしながら妻をいたわっていた。昨晩、病院に行くようにと強く言い聞かせて今日、病院から帰ってきたら、「インフルエンザも風邪も検査の結果症状がなく、せき止め、鼻水を抑える薬などを処方してもらった」という。いつもつくってもらっているのだから、病気の時は妻を休ませてあげよう、と、帰ってきて焼きそばをつくってゆっくり休ませている。

昨日のここにも書いたのだけど、小さなほころび、一見何でもないようなことがだんだん大きくなって、取り返しがつかなくなってくる。

横断幕を掲げた人物は「差別する意志はなかった」といいながら「ゴール裏は聖地。ほかの人には入ってほしくなかった」「外国人が入ってくるのは困る」というのはどう考えても、自分たちさえよければいい、自分たちが楽しみたいからほかの人が来るのを拒否する、という排他的な考えだとしか思えない。
浦和レッズ、球団にも疑問がある。
横断幕をみて問題になると感じたならなぜ、早めの撤去をしなかったのか。きくところではサポーターの同意なしに撤去ができないという暗黙の同意があったそうだが、それこそ球団とサポーターのあいだに馴れ合いがあったのではないか、事なかれですませようという意図があったのではないか。差別や人権問題に対しての意識が低いといわざるを得ない。

こういうことを放置していくとどんどんほころびが生じて取り返しがつかなくなっていく。サッカー界では世界的に人種差別に対して厳しい姿勢で臨んでいるときく。日本もアジアはじめ各国から外国人選手が来て、日本代表でも海外のビッククラブに行く選手も増えてきた。日本人選手が海外に行くのを応援する一方で「日本人だけ」というのは筋が通らない。

異なる人が集まるとどうしてもあつれきや争いが起こる。
それを完全に防いだりなくしたりすることは難しいけれど、少しでも差別をなくそうという動きをつくることはできる。
小さなほころびから大きな亀裂につながらせないために、声をあげていこう。