日本を紹介することができたら2014/02/11 23:30:48

世間では祝日の今日。わたしたちは建国記念ではなく、信教の自由を考える集会に参加するため、水道橋へ足を運んできた。
積もった雪は路肩にまだ残っているが、車道も歩道も昨日までの凍った路面ではなく、少し寒かったが集会後、義妹の娘から頼まれているプレゼントやわたしたちの双方の親にバレンタインプレゼントを兼ねた贈り物を郵送したり購入したりするなどして過ごした。

自宅に帰ってから妻がホッケの塩焼きやみそ汁をつくってくれて、簡単ながら和食を味わう。

その後、妻から「練習をしたい」と言い出してギターを持ってきた。
前回前々回の練習に比べたらだいぶコード進行も覚えてきて、妻は自ら歌う歌に合わせて「バラが咲いた」をところどころつっかえながらも、最後まで通して弾けるようになった。もっと完成度が高くなれば、次はアルペジオで弾けるようになるための、指運びの練習に入る。

昨年新婚旅行で訪れたワシントン州スポーケンにも、妻の妹がいる。
いつまた行けるかわからないけれども、妻の妹の友人らに英語版を聴かせてみたいと思う。
日本から「バラが咲いた」のCDを送った。というのは、ネット上で探してみると、この曲の英語版はないようだ。歌詞の英訳がない。マイク真木さんが以前ラジオ番組で即興だろうか、英語で歌ったことがあるのだそうだが、きちんとした英語訳の歌詞がないらしい。
いくつかヒントをみつけて、妻の妹にCDとともに送ってみたのだ。
これをもとに英訳できればいいな、ギターを借りてアメリカ人に「こんなすばらしい歌があるよ」と日本を紹介することができたら、どんなに楽しいことだろう。

また大雪か?2014/02/12 23:57:56

こんな程度じゃすまされない????
本来なら今日は妻とともに手話学習会の予定だったのだが、事情があって急きょ休会。代わりにわたしだけ手話サークルに参加してきた。

この週末もひょっとしたら全国的に雨か雪が降るかもしれないという予報が出ている。
手話サークルに来たある男性は週末に将棋大会のため、石川県に行く予定があるという。帰りは飛行機だそうだが行きは新幹線などで行くらしい。
無事に帰ってきてほしいものだ。

自宅に帰って、週末の手話サークルで妻が指名された、3分スピーチの手話表現を教えた。
文章で下書きをしてもらって内容に沿って手話を教える。単語の順番を置き換えたり顔の表情を込めたり、と教えてみた。
教えるということは逆に言えばわたしの力量が問われる。勉強にもなる。
こういう機会は家族だからこそできる、貴重なときだ。

いまという時代の難しさ2014/02/13 23:08:55

いま朗読の台本を決めるために『氷点』上下巻を読むかたわら、カルト宗教について書かれたブックレットを読んでいる。

『「健全な信仰」と「カルト化した信仰」』(ウィリアム・ウッド著 いのちのことば社刊」)

読み進めていってなるほど、とひざを打ちたくなるようなくだりがいくつもあるが、とくに感じるのは、自分に対する自信とまでは言わないにしても、自分を受けれる肯定する、ありのままに受け入れることの難しい、現代という時代ゆえにカルト宗教がはびこりやすいのだろう、ということだ。

「自分はこれでいい」が「あなたはだめだ」というか、「自分はだめ」で「あなたもだめ」だと見下すか。
そうではなく「自分はありのままでいい」から「あなたもありのままでいい」という自他肯定というのが現代人に欠けている。そういう自分を前向きに自然体で受け入れられるなら、カルトから狙われることはない。自分にも他者にも寛容、肯定的な姿勢でいられないから、他者に自分を依存してしまうか、宗教家など自分より指導的な人に自分をゆだねてしまう。そして自分を見失ったまま、彼ら指導者の言いなりのままになってしまう。

わたしは聴こえない。でも不幸だとは思わない。
聴こえないことは不便だけれど不幸だとは思わない。
だから特別ないやしや奇跡などはほしくないし望みもしない。

それはどこからくるのだろう。
わたしにとってはキリストを信じる信仰。そしてキリストはわたしを支配するのではなく、言いなりになるように仕向けるのでもなく、キリストにつながるからこそ生き生きとありのままに生きなさい、と語りかけてくださる。

これからもいろんなことがあるだろうけれど、おだやかにゆったりと自他肯定的な視野と態度を失わないようにいたい。

やっかいてみっともないもの2014/02/14 22:07:38

また大雪
先週に続き今週末も雪で、交通機関が乱れるなどの影響が出ている。北海道に住んでいたころによく使っていたスパイクがついている靴をひっぱり出して出勤帰宅ともに問題なく帰ってきたけれど、明日は手話サークル。さてどうなっているやら。

「美しい国」「強い国」を取り戻す、と安倍首相が就任以来よく言っている。では美しい国強い国とはなんだろう。

わたしの小学校時代にもガキ大将のような、力があるんだぞとか強いんだぞとか威勢のいい態度をとる人がいた。毎年夏の同窓会で会うのだが、子どものころのそんな威勢よさはどこへやら、すっかり穏やかな表情になっていて、むしろいまのほうがとても好感がもてる。
なんだかみていると、「美しい国」「強い国」を取り戻す、という裏には「オラオラ、日本という国はこんだけすばらしいんだぞいい国だぞ」と声を大にしたいような、それこそ見栄っ張りというか威勢のよさだけが感じられる。そこには自分だけが美しいんだぞ強いんだぞ、というような、他者にも同じように美しい、強い部分があるという相対的な視野に欠ける。

つまりは醜いナショナリズムだということだ。はっきり言ってそんなのはほかの国から尊敬されることはない、と言い切れる。

健全なナショナリズムとは、自分だけではなく自分の国だけではなく、他者他国にも尊敬尊重をするということだ。

醜悪なナショナリズムほど、やっかいてみっともないものはない。

雪による混乱が続いた2014/02/15 23:15:13

渋谷区内で中途難聴者のコミュニケーションに関する講演会に妻と参加してから衣類などを買い求めた後、手話サークルへ。妻の手話サークルでの3分スピーチは、思ったよりうまくいったようで、ホッと一安心。サークルも参加者が少ない、交通機関の遅れがある、などで予定より45分も早めに終了。

渋谷区から新宿区をへて港区へ移動する、天気の悪影響がなかったら全く問題がないはずなのに、地下部分の都営三田線が何度も停車を繰り返した。雪によるダイヤ乱れのためである。

サークルを終えて帰ってきたらわだちができているわ、溶けた雪で歩きにくいわで、雪に慣れていない人たちにとってはたいへんだったことだろう。

冬の後には春が2014/02/16 22:59:15

わたしが住んでいる都内は、道路の路肩に薄汚れた雪が残っているほかは大雪の影響はなくなったように感じられるけれどどっこい、まだ各地に大きなつめ跡を残したままだ。
故郷北海道も吹雪くらしい。さっきテレビを観たら、なんと今週水曜日もまた大雪の可能性があるらしい。
いやはや、どうなってしまうのだろうか、と大げさではなく心配になってくる。

ソチ五輪についてまったく書いていない。興味がないのではなく、わたしの中では観たいと思う種目が少ないだけなのだが、けさ観たスキージャンピング男子、ラージヒルの結果はすばらしかった。
生ける伝説と呼ばれる、葛西紀明が銀メダル。41歳か。

まだまだ厳しい寒さが続くと思うが、明けない夜がないように、冬の後には必ず春が来る。

気分が高揚して楽しいかもしれないが2014/02/17 22:35:11

いろいろ思うことはあるけれど、結局有名な人を呼んだり歌を歌ったりするのは単なる人集めでしかないと、伝道について考えてしまう。
そんなもので救いがあるのか? ただの宗教ショーでしかないのではないか。
あるキリスト教書店にはってあった伝道集会のポスターを見て、そんなことを考えた。

http://spring496.blog.fc2.com/blog-entry-200.html
同じことを考える方がほかにもいらっしゃるらしい。とても力強く感じる。

この2014年という年、だんだん世の中が暗い方向へ向かいつつある、いまというときを考えれば、安っぽいショーなんかでいいのか。そんな「お祭り」の伝道は、やっているあいだは気分が高揚して楽しいかもしれないが、終わったら一抹のむなしさしか感じないのではないだろうか。

わたしはああいう伝道大会や伝道方法にはどうにも好きになれないし、行きたいとも思わない。

メダルよりも2014/02/18 23:12:15

昨日深夜、つまり今日午前1時まで、寝る時間ぎりぎりまで妻と一緒に見ていた、女子カーリング・スウェーデン対日本戦。勝てば決勝ラウンドへ進出も、とみられていたのだけど、強豪の壁は厚く、惜しくも日本は敗れた。それでも女子カーリングは4勝を挙げた。これは日本女子カーリング史上最多勝利数だという。

妻と見ていて、駆け引きとともにわずかなストーンのコントロールが勝敗を左右するものだと思った。同時に、チームワーク、一体となって取り組む姿勢が重要でもある。単にストーンを投げるだけではない魅力があるのだろう。

たしかにメダルをとれたら、とは思うが、そうそうそんなには甘くない。
敗者の涙にも、強くこころ揺さぶられるものがある。

メダルを得たものにも得られなかったものにも、平等にあるのは全力を尽くしたことと、観るものに感動を与えたことだ。
メダルよりもどれだけ人のこころを揺さぶったか。

けれどとらえ方次第2014/02/19 23:52:06

終盤にさしかかってきた、ソチ五輪。まもなく女子フィギュアスケートが始まるが、今日はウィンターオリンピックとは無縁……のはずの国からやってきたあるチームを取り上げたい。

「人生で楽しくないことなんてないさ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140219/t10015352721000.html

『クール・ランニング』という映画がある。
1988年のカルガリー五輪、ボブスレーに出場したジャマイカのボブスレーチームをテーマにした映画だ。
その再現とばかり、12年ぶりの五輪出場を果たしたジャマイカだが、やっぱり今回もたいへんだったようだ。記事にあるように機材が届かなかったり初日の練習ができなかったり。
でも彼らはめげることも卑屈になることもなく、堂々と出場したそうだ。

選手の一人が語ったという「いろいろなことがあったが人生で楽しくないことなんてないさ」。
うーん。
人生のなかにはいろいろある。けれどとらえ方次第、ともいえるね。

かたちになってきた2014/02/20 22:09:30

妻と一緒に学ぶギターレッスンは3週目に入った。
まだまだとはいえ、曲を演奏するらしいかたちになってきて、このまま続けていけばいいなと思う。
先日の手話学習会のあとに手話通訳士先生と相談したのは、発表するにあたっては、手話ソングとギター演奏のパートを決める必要があるということだった。しかしギターができないことには手話ソングも何もないのだから、手話は朗読と同じ時期、つまり春からでもまにあうだろうと思う。

昨日今日また大雪かと思われたのだが、幸いに降雪はなくホッと一安心。しかし都内でも路肩には薄汚れた雪が積もっているところをみる。

都会は便利な一方、こういう自然災害にはほんとうに弱いものだ。
東京は先日の都知事選挙でも争点になったように、急激な高齢化がすすんでいる。たしかに地方でも高齢者がひとり住まいをしているけれど、東京は隣近所のつながりが弱く、助け合うことに慣れていないというかお互いを助け合う側面が弱い。
もしこれでこのさき巨大地震などが起きたらどうなることか。ゾッとする。