史上初の4連覇2014/01/03 21:10:44

新宿駅から、妻の妹の息子を無事送り出したあと、妻と一緒に新春恒例のライスボウル観戦へ連れ出した。
第31回アメリカンフットボール日本選手権・プルデンシャル生命杯ライスボウルは、3年連続のオービック・シーガルズ対関西学院ファイターズの対戦。
前半17-7で折り返した後半、第3クオーターにフィールドゴールを1つ返されたがRB原卓門がタッチダウンランをあげ、最終クオーターにもQB菅原俊がタッチダウンをあげて関西学院の反撃を後半の1タッチダウンに抑えて、34-16で史上初の4連覇を達成した。社会人と学生の対戦成績は社会人の5連勝、通算19勝12敗。

まず惜しかったのは前半の関西学院の攻撃だった。こう着状態の試合展開からエンドゾーンまでボールを進めて、タッチダウンを奪えずフィールドゴールで終わってしまったこと。あそこでタッチダウンを挙げていたらまだ試合の流れが学生側にあっただろうと思う。
ついでに加えると、Footballはボールをいかに前進させるかだけではなく、時計の使い方すなわちタイムアウトも含めた、1クオーター15分をどう有効に使うかというヘッドコーチの采配、チームのゲームプランが勝敗を左右するスポーツでもある。
最終第4クオーター、21点差を追う展開で関学はタイムアウトを2つも使ってしまった。タイムアウトを使ってしまうと、あとあと作戦変更などのピンチができたときに作戦変更を練る時間がなくなる。反対にオービックは時間の消費が少ないパスプレーではなく、時間をかけるランニングプレーを多く使い、関学に時間の余裕を与えないゲームプランを立てた。それはランニングプレーで学生側に疲労を与えることにもつながる。つまりオービックの、ここというときの勝負強さはさすがと思わせる。

2月2日(現地時間、日本時間で3日朝)ニューヨーク/ニュージャージーのメットライフ・スタジアムで開催予定の第48回スーパーボウルが当面の楽しみ。もうひとつのわたしが好きなプロフットリーグ、カナダのカナディアン・フットボール・リーグに2014年夏から、オタワ・レッドブラックスという新チームが誕生する。
4月にはフットボール専用工事の竣工記念を兼ねて、2015年にスエーデンで開催されるフットボールシニア世界選手権に向けた強化試合、ドイツ代表対日本代表の試合が行われる。
NFLがオフシーズンのあいだは、こういった試合も楽しみだ。