自分自身が本当に信じられるか2013/09/27 21:00:51

いよいよ、明日、本番を迎える。

今年はテキスト選択からたいへんな思いを味わった。
それだけに明日の舞台は楽しみでもあり、不安でもある。

負けて泣くなら泣くまで鍛錬せよ 上級者はどんな時も力を出し切る 
http://www.47news.jp/sports/turnover/column/nakamura/134170.html

中村多聞さん。わたしより年下の、元アメリカンフットボールプレーヤーである。NFLの下部組織だったNFLヨーロッパ(現在は消滅)でも活躍し、日本人でNFLに近い選手のひとり、と言われたほどの実力があった。
「週刊ターンオーバー」http://www.47news.jp/sports/turnover/、アメリカンフットボールのニュースやコラムが掲載されているサイト上で『中村多聞のTAMON’Sスタイル』というコラムを書いている。
胸を打たれたのは、「負けて泣くなら泣くまで鍛錬せよ 上級者はどんな時も力を出し切る」という文中の、この一節だ。

     自分の心をコントロールできるのは己だけです。
     誰にも恥じない誰にも負けない量の練習をやって
     来たと自分自身が本当に信じられるかどうかが重
     要です。そして今日は誰よりも自分が一番暴れて
     やるんだと強く決意し、自分の心やチーム関係者
     を含めた期待してくれている全ての人たちの気持
     ちと約束する事も重要です。

そう。自分のこころは自分しかコントロールできない。
舞台に上がってしまえば、誰も助けてくれない。朗読では「群読」といって、複数の仲間と一緒に読むスタイルもある。だがそれでも、ほかの仲間がわたしの担当パートまで引き受けてくれるわけではない。担当パートは自分しかこなせない。

いろんな状況があって、独身時代とは異なる状況下で精いっぱいやってきた。それを自分自身が本当に信じられるか、これだけやったのだ、ほかの誰にも比べられないほどやったのだと言い切れるか。
そして教えてくださった手話通訳士先生や、明日わたしの舞台を録画してくれる妻、観に来てくださるすべての人たち、わたしに期待してくださる人たちのためにこたえよう、と、その気持ちに対して、明日の出演者の中で一番誰よりもしっかりやり遂げるんだ、という約束をすること。

明日はしっかり、どんなことがあってもやり遂げよう。