あまりにも大きな悲しみを思う2013/08/12 23:59:26

13地点で観測史上1位の暑さ 高知・四万十市で41度
http://www.asahi.com/national/update/0812/TKY201308120247.html

仕事を終えて用事のため、妻が待っているショップに向かう途中の、午後6時過ぎ。
街ゆく人がかさをひろげた、と思っていたらあれよあれよというまにザ~~~ッとものすごい雨が降った。
都内は今日も30℃を超す暑さだった。上の記事にあるように、四万十市で41℃になったというが、住んでいる方々にしてみればサウナに入ったような思いだっただろう。

この数日続く暑さで、海や川で亡くなった方がいらっしゃる。妻も昨年知人を水難事故で亡くしている。ご家族の悲しみはいかばかりだろう。
もっと衝撃を受けたのは、大阪であった高校のアメリカンフットボールの練習試合中、熱中症のため、選手一人が倒れて亡くなったというできごとだ。思わずわたしは12年前の忌まわしい事故を思い出した。

12年前の悲劇を繰り返すな! NFL選手の暑さ対策とは?【前篇/後編】
http://www.nfljapan.com/column/47835.html
http://www.nfljapan.com/column/47836.html

12年前、2001年のNFLサマーキャンプ中、ミネソタ・バイキングスのオフェンスラインだったコーリー・ストリンガーが脱水症状からくる心臓発作で亡くなった事故があった。その後、NFLは各チームがトレーナーや医師による管理指導の下で練習や試合で選手を管理し、選手自身も注意をはかり、大きな事故は起きていない。
とはいえ、たとえばニューオーリンズやダラスなどはこの時期、かなりの暑さだという。シーズン前に訪れたニューオーリンズの街は、東京のそれと似ているほど湿度を高く感じたものだ。
ましてアメリカンフットボールというスポーツは、ヘルメットをかぶり、からだを防具で守っている。ある日本の大学チームは、夏の練習時期はヘルメットを真っ白にして熱を吸収しないなどの熱中症対策をしている。

アメリカンフットボールが悪いのではなく、夏の高温下で運動することがどれほど危険で注意を払うべきものであるか、ということだ。
上のコラムにもあるように、こまめに水分を摂る、選手一人ひとりを周囲、監督やコーチやトレーナーもしっかり観察して、少しでも異常があったら止めること。

ご家族やチームの大きな悲しみと衝撃に思いをめぐらせる。
事故で亡くなった選手の、こころからご冥福をお祈りします。