「ムキになって」ではなく「忍耐強く」2013/08/08 22:03:15

卓球練習。
ついつい、よけいなこととは思いつつ、一生懸命になって妻を相手に技術などを教えた。妻いわく「ムキになって」。

妻だからいいけれど、しかしあらためて感じるのは、人に教えるということの難しさだ。

いくらこちらが熱意があり、一生懸命になっても、またそう思っていても、相手がそう受け取っていなかったらただの押しつけ、強要でしかない。
かえって逆効果になるだけでしかない。昨日はわたしの一生懸命さに妻が不機嫌になり、途中で何度か休憩を入れた。

ふりかえって学生時代や難聴者協会で卓球を教えてもらったときのことを思い出す。
へたくそなわたしに熱心に教えてくれた人たちは、それこそ本気でいろいろ教えてくれた。さじを投げたいときもあっただろうしやめたいと思ったこともあるだろう。でもそうはせずに教えてくれた。

自分の経験からも感じることは、教えるということは忍耐が必要だということだ。がまん強く、忍耐強く教える。
体罰や暴力は指導者の能力のなさの証明であり、教える人のとるべき態度ではないというが、ほんとうにそのとおりだ。教えるのなら相手に対する尊敬がなくてはならない。力ずくで抑え込んで、いっときは成功するかもしれないが、長い目で見れば信頼も尊敬も得られないどころか「二度と教わりたくない」といわれるだろう。そんなコーチや教師はわたしもいやだった。

本気で妻と一緒にやりたいからこそ、わたしはもっと忍耐強くならなくては。

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