ここから始まる2013/07/07 23:35:06

スクリーンに上映された讃美歌
今日、わたしが属している日本基督教団浦安教会で、ある試みをした。

それは礼拝中のプログラムや説教、讃美歌をスクリーンに上映するというものだ。

2カ月前の結婚式でわたしは、磁気ループ、司会者や牧師の説教・お祝いの言葉などをパソコン入力してスクリーンに上映、手話通訳、という方法で、聴こえない参列者のための情報保障とともに、聴こえない人たちを知らない教会関係者、一般の人たちに向けて、こういう方法がありますよ、というアピールをした。

浦安教会でも同様に取り組むことはできないか?
そう牧師と相談して、今日はじめて、説教や讃美歌などをスクリーン上映してみた。

牧師や教会によっては「説教は一回限りであり、公に見せるものではない」と、プリント化やスクリーン上映を拒否する考えもある。
それはそうかもしれないが、じゃ、聴こえない人はどうしたらいいのだろう? 聴こえないままわかったふりをしなくてはならないのか?

今回の取り組みは、聴こえる人たちもスクリーンに映った説教を読んでいる人もいた。
最善ではないかもしれないが、聴こえない人が理解でき楽しめるものは聴こえる人にとっても同様である。

まず、ここから始まる。
経験を重ねていって、理解者を増やし、次には手話通訳を招くとか教会内で手話通訳者を育てるとか。
聴こえない人に、ぜひ来ていただきたい取り組みだ。