やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

けさ起きてテレビをつけて目に飛び込んだ光景に、わが目を疑った。
世界でもっとも人気があるマラソンの一つ、ボストン・マラソン。そのゴール近くで爆発が起きて、８歳の子どもを含む３人が亡くなったという。

どんな理由であれテロを憎む。

もうひとつ。昨日、90歳で亡くなったという俳優の三國連太郎さん。
お年からみると戦争体験者だろうと思っていたが、戦争で命を落とすことに抵抗を感じて、召集から逃げていた時期もあったのだそうだ。自著で「赤紙一枚で死ぬことだけは嫌でした」と書いていらっしゃる。徴兵検査に合格したが入隊する気はなく、佐賀県唐津市の警察に捕まって連れ戻されたのだそうだ。あの時代に、男なら軍人になることがあこがれでさえあったなかで、兵役拒否とまではいかずとも、抵抗しようとするのは大きな勇気がいったことだろう。

そういう背景からか、三國さんはリベラリストだった。それを侵す戦争をこころから憎んでいたのだそうだ。
わたしも生涯、リベラリストでありたい。