偉大な父をもつのはたいへんだな2013/04/09 23:17:11

偉大な父を持つネイト・モンタナ、コンバインの評価は?
http://www.nfljapan.com/headlines/45033.html

フットボールで偉大な選手は何人もいるけれど、とりわけクォーターバックとなると、オフェンスの中心となるだけに、注目も高い。

わたしにとって偉大なクォーターバックというとどうしても、オークランド/ロサンゼルス・レイダーズでプレーした、ジム・プランケットと対岸にあるサンフランシスコ・49ersとカンサスシティー・チーフスでプレーした、ジョー・モンタナのふたりだ。

そのモンタナの息子、ネイト・モンタナがいま、NFLのリージョナル・コンバインに参加している。

この「リージョナル・コンバイン」というのは、毎年2月にひらかれる、全米各地の300名を超す大学トップ選手すなわちNFLドラフト対象になると思われる選手を招待して行われる「スカウティング・コンバイン」とは別に、ドラフトには対象とされないけれども、埋もれている、プロレベルの能力のある選手を探すための公開テストである。

しかし、モンタナがねえ。どんなモンタナ(古っ)。
ネイト・モンタナは父であるジョーが卒業したノートルダム大学を中退して3つ大学を転校、NCAA2部のウェスト・バージニア・ウェズリアン・カレッジでプレーしていたという。

同大学のウェブサイトはこちら。チームのニックネームはボブキャッツ。ウェストバージニア・インターカレッジエート・アスレチック・カンファレンスに属しているそうだ。
http://www.wesleyanbobcats.com/sports/fball/index

父はカトリックの名門、ノートルダム大学。息子はウェズリアンというプロテスタント、メソジストの学校か。

スーパーボウル3度、いずれも勝利をもたらした父にくらべるといささかレベルが低い気もするけれど、その父だって初めから期待されていたわけではなかった。ノートルダム大学卒とはいえ、ドラフトで3巡だったからね。それでもあれだけの選手になった。ネイトだって可能性がないわけじゃない。父以上にハードルは高いけどね。

偉大な父をもつというのは、凡人にはわからない苦労もあっただろう。

ネイトがNFLでプレーできることをこころから願う。