2つの人骨発見のニュース2013/02/05 23:44:01

新聞を読んでいると、「へえ」とか「意外だなあ」というニュースに驚かされる。まあニュースそのものが「へえ」と思われるからこそニュースに値するわけだけど。

駐車場の人骨はリチャード3世 子孫のDNA鑑定決め手
http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201302050083.html

昨年9月に、イギリス中部、レスター市の駐車場から、男性の人骨が見つかった。
レスター大学の考古学チームが人骨を分析、さらには子孫を探し当ててDNAを採取し鑑定した結果、「イングランド国王リチャード3世(1452~1485)のもの」と断定できると発表した。DNA鑑定のほか、背骨が湾曲している、頭がい骨に10カ所以上の傷がある、などが根拠だという。

市谷加賀町二丁目遺跡から 縄文時代の人骨を発見
新宿区内で異例の出土
http://www.city.shinjuku.lg.jp/whatsnew/pub/2013/0130-01.html

こちらは日本の話。
リチャード3世よりはるかに古い、いまから4000年前の人骨だという。

記事にもあるように酸性土壌が多い日本では、人骨は長期間残存しない。気の遠くなるような時間空間を超えたはるか昔、新宿に人が住んでいたということ自体、驚きである。

とはいえ、宇宙のスケールからみれば500年前だろうが4000年前だろうが、あっというまにすぎない。
わたしもまた、限られた時間空間の中で生き生かされている。
生き生かされているという意味を、春に迎えるだろう結婚式と重ねながら、考え、たとえ世に残ることがないとしても、よき人生をつくっていきたいと思う。