やさしい愛の手のひらで　今日もわたしは歌おう ――I will sing with a palm of gently love today――

ハリケーン「サンディ」はニューヨーク証券取引所が２日間も取引をもストップしたり市内が停電したりウォール街が浸水したり地下鉄がストップしたりと大きなつめ跡を残した。マンハッタン島内の地下鉄の駅も水であふれ、旅行で訪れていた観光客らも停電のために移動が思うようにままならないなどたいへんだったと伝えられている。

何度も訪れたことがある街だが、たしかによくみると災害への備えは東京と比べると遅れているとさえ感じる。東海岸そのものが、地震など起きないだけに、そもそも災害を想定していない街づくりなのだろう。

だからといって日本は、東京は大丈夫だ、ニューヨークのようなことはまず起きない、と断言できる保証はない。
もし昨年の大震災のような大きな揺れが起きたら、東京湾沿いは海水が浸水しないとは言い切れない。わたしが住む一帯も高潮が来ることを想定して、電柱に警告板をはりつけている。住んでいる自宅から隅田川はすぐ目と鼻の先。

どこの国だろうがどんな都市だろうが、災害は起こるときは必ず起こる。
ニューヨークの出来事は、他人事ではないとわたしは思う。
だからこそ備えをしっかりしておかなくては。