争いのない日がくるのだろうか2012/10/27 20:46:33

横浜戦没者墓地
今日、朝から神奈川県横浜市保土ヶ谷区にある、横浜戦没者墓地を訪れた。この日、英連邦戦没者の追悼礼拝がひらかれた。これに参加するためである。

横浜市中央部から南に約10㌔。
保土ヶ谷遊園地公園内にあるというこの公園は、第2次世界大戦で亡くなった、1555名の戦没者が眠っている。国籍はイギリス、オランダ、アメリカ、インドだという。さらには連合軍の日本占領中に亡くなった軍人171名の墓もある。
横浜火葬記念館に遺灰がおさめられた箱があるが、イギリス連邦、アメリカ、オランダの亡くなった方355名中、氏名が判明しているのは284名。ほかにも日本で亡くなり、埋葬地がわからないという20名のインド人犠牲者の名前を刻んだ横浜記念碑もある。
墓を見ると、亡くなったのはわたしと同世代、47歳や23歳、28歳などという方がとても多い。家族を愛する人を亡くした悲しみはいかばかりだったことだろう。

今日は92歳という、日本で捕虜経験をされた元イギリス軍人の姿も。両手につえをつきながら、しっかりした足取りで十字架の前に花をささげた。胸に去来したのはかつての仲間たちへの思いだろうか。

とまで書いて。
シリアはたった一日で停戦協定が破棄されたという。
戦争争いのなくなる日がくるのだろうか。それはいったいいつのことだろう。

とても整然と整備された美しい墓地を見ながら、とても言いつくせない深い思いが胸によぎった。