長く続けるということ2012/07/19 23:17:29

今日も厳しい暑さの一日だった。明日は東京で9℃も気温が下がるという。今日が35℃だったから明日は20℃なかばだろうか。体調を崩さないように気をつけたい。

どんなジャンルでもそうだけど、長く続けるということをわたしはとても尊敬している。
現地時間の18日、ニューヨークであった、MLBトロント・ブルージェイズ対ニューヨーク・ヤンキース戦で、先発投手の黒田博樹(元広島)が7回を4安打無失点に抑えてMLB通算50勝目を挙げた。日本人投手の勝利数は最高が野茂英雄(ロサンゼルス・ドジャース、ニューヨーク・メッツ、ミルウォーキー・ブリュワーズ、タンパベイ・デビルレイズ、デトロイト・タイガース、ボストン・レッドソックス、カンザスシティー・ロイヤルズ)の123勝、次いで大家友和(ボストン・レッドソックス、ミルウォーキー・ブリュワーズ、モントリオール・エクスポズ、ワシントン・ナショナルズ、トロント・ブルージェイズ、クリーブランド・インディアンズ)の51勝だ。

黒田選手は広島からロサンゼルス・ドジャースへ、そのあとニューヨーク・ヤンキースへ。強いチームに移籍して成績を重ねてきた末の50勝目だ。日本のプロ野球では「移籍=都落ち」の感があるようだけれど、MLBでは移籍はあたりまえ。しかも強豪と呼ばれるチームに行けるのであればなおさら、能力を高く評価されたということではないだろうか。
ましてヤンキースである。ピンストライブにあこがれる選手やファンは多いが、成績が伴わなければあっさり放出されるのもこの球団ではこれまた当然である。プロとはそういうものでもあるのだが、とりわけヤンキースほど非情に徹している球団はない。ワールドシリーズMVPのあの松井秀喜でさえ、放出されたのだから。それでも松井が遠征でやってきてニューヨークで試合をすると、いまでも背番号55のユニホームを着て応援に来るファンがいるだけではなく、松井と同僚だったチームメートからも温かく迎えられるというのだから、彼がどれだけ愛された選手だったか。選手への評価には厳しい土地柄だけに、すばらしいことだ。

ヤンキースはあまり好きなチームではないが、それでもこうやって長く続けてきた黒田選手をとても応援している。
次は大家選手の51勝を抜くこと。
日本に戻らなくていいから、からだと気持ちがもつ限り、メジャーで続けていってほしい。