現時点ではまだ差があるが2012/07/09 22:48:21

そろそろNFLもサマーキャンプに入ろうという時期。フットボールファンにとっては待ち遠しい時期でもある。
そんななかだが、テキサス州で開催されていた、第2回U-19アメリカンフットボール世界選手権で、日本は3位にはいり、どうにかメダルを確保して帰国することになった。

2戦目のカナダに負けて、3位決定戦にまわることになった。
対戦相手はヨーロッパの強豪国のひとつ、オーストリア。昨年のシニア世界選手権ワールドカップの開催国でもある。オーストリアも国内フットボールが盛んで、わたしのひいきチーム、NFLオークランド・レイダーズと提携を結んでいる、スワルコ・レイダーズというセミプロチームもある。
歴史は30年ほどしかないそうだが、ヨーロッパ選手権で優勝経験が5回もあり、女子チームまであるというのだからおそれいる。

http://www.nfljapan.com/u19wc2012/player/austria.html

試合は現地時間で7月7日、テキサス大学のバーガースタジアムでひらかれた。結果は7-0で日本が勝った。
ファーストダウン更新数は11-7、ランとパス、それぞれのファーストダウン更新数もラン9、パス2に対して3、2と日本が優位。総獲得ヤードは日本が183、オーストリアは90と半分以上の差をつけた。第3ダウンコンバージョン、3回目の攻撃を成功させた回数も日本は13回中6回成功に対してオーストリアは13回で1回しか成功していない。

だがこれだけ差をつけてもたった7点しか取れないのは、攻撃力うんぬんというより、体格差が大きいゆえに、ラインもバックスも消耗を強いられたのだと思う。日本人同士ならたいしたことがなくても、からだの大きな相手を前に、どうしたら止められるか。5月にドイツに遠征した、社会人のオービック・シーガルズも、ドレスデン・モナークスの選手は勝手が違ったらしい。
日本にとっては永遠の課題だろう。

日本はとりあえずはいま、ヨーロッパとやってもどうにか勝負に持ち込める。勝てるだろう。
でもこのままではアメリカやカナダには勝てない。当然ヨーロッパも打倒ジャパンという意気込みでくるはずだ。
もっともっと、国際試合を経験していくべきだと思う。
それが認知度を高めることにもつながっていくのではないだろうか。