最後だとわかっていたなら2012/04/17 22:49:43

仕事を終えて、手話勉強会へ。今日は会社でも手話勉強会があった。
仕事後の勉強会の合間に、毎年舞台に立っているコスモス朗読会でのテキストについて、手話通訳士先生にご相談した。

2月ごろから温めていたのは、実子を事故で失い、ご自身もがんのために亡くなられた、ノーマ・コーネット・マレックという作家の作品、『最後だとわかっていたなら』という詩である。

一年前のあの大震災。いのちの尊さ、「いま」という時を過ごす、二度と帰ってこないからこそ、時間も家族もいのちも、とてもいとおしく感じられる。

いろんな思いがあるのだけれど、はたして受け入れられるかどうか、迷っていた。
声だけで読むならだいたい4~5分で終わるだろうが、手話をつけて読むのに加えて、棒読みではなく間をおいたり感情を込めたり引いたり変化をつけて読むから、7分くらいではないだろうか。

ともあれ、来月からこの作品の手話表現にとりかかり、できたら音楽も考えてみたい。

5カ月後。
聴こえる人にも聴こえない人にも手話のわかる人にもそうではない人にも、この詩を味わい感じてもらえるように。