濃密で充実した一日2012/03/03 22:52:09

久しぶりの「朗読のレッスン」と夜は毎年恒例の「耳の日文化祭」。
ご存じない方のために、「耳の日」とは、耳のかたちを数字の3になぞらえひっかけて、3月3日あるいはその前後に全国各地でひらかれるろう者や中途難聴者、手話通訳士やろう者・難聴者教育関係者などが集まるイベントである。東京では港区三田の東京都身体障害者福祉会館を中心にひらかれている。

「朗読のレッスン」では多くの指導を受けることがなかった。手短に大事なところだけまとめて言われただけである。けれどそれはそれでうれしく楽しいこと。4月からの教室の申し込みも済ませた。春からゆっくり、9月の舞台に向けた取り組みをすすめていく。いろんな人からご意見をいただき、案を練り重ねていきたい。

夜は「耳の日文化祭」で移動した。
ナイトバーで手話通訳士や旧知のろう者とお会いして旧交をあたためたあと、近くの居酒屋へ移動した。
そこでも初対面のみなさんから、わたしの耳の聞こえ具合やきれいに話せることなどいろいろ聞かれた。
ろう者や難聴者の世界は広いようでいて実際はものすごく狭い。
名前を知っていなくとも「このあいだお会いしましたね」「どこかでお会いしたことがありますね」とよく言葉をかけられる。
そういうゆるいつながりも大事にしていきたい。